2010年4月25日
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「どうにもとまらない」
 
(真平小平/1953年生/東京)


 天候不順が続くせいか、わが体調も日光の一つ手前だね。(まずはおやじギャグから…)

 先日、同じ区域の真思惟氏と連れだって武蔵境の「ほたるの里」へ繰り出した。こんないい店がわりと身近にあったことに、不明を恥じつつ、初体験ゾーンを深夜まで楽しんだ。(翌日早朝からの仕事もものとせず…)

 とはいえ、若干の緊張もしつつ真思惟氏のギター演奏の助けを借りて、まずは唄うだけ。ギターの方は次回のお楽しみとさせて頂いた次第。それにしても、先輩客のみなさんのうまいこと、多彩な方々に圧倒された。帰りのタクシー代は3000円で店の支払いを入れても、月2回は来れるとふんだ次第。

 それにしても、みなさん、どうしてあんなにギターが弾けるんだろう。自分はどうしてこんなに上達しないんだろう。昔むかし、「いいギターを買えば、きっと俺は元を取り返そうと練習してうまくなるだろう」という、まったく非科学的予測のもとにマーチンのギターを買ったら、その予測はあっさり外れた。

 しかし、ギターの腕はともかく、およそ日常の仕事や生活に関わる音というものには、フツーの人たちより敏感?になった。というか、公共施設などの音響のひどさに耐えかねてきた。(役所ってこんなことには無頓着だよね。貸しホールでもないかぎり、いや貸しホールでも、か)

 仕事柄、使う(借りる)施設の音廻りのひどさにもんもんとし、ついに「それなら自分で」とばかりに、PA機材を買い集め始めたのが運のツキで山本リンダ状態(どうにもとまらない)に。

 まあ、これも人助けと自分に言い聞かせて(確かに助けてもいるが…)、ボランティアPAとして特訓中。ネコに小判より少しはましかと自画自賛の毎日だが、自分の住むエリアで戦うオヤジたちをこんな形でも応援できたら楽しいな。それにしてもPAは奥が深い。サイフの奥は浅いのに…。





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