「ギターでワクワク」
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(天津飯 小池/1963年生/大阪) |
ギターでワクワクってタイトルですが前半は違うお話で申し訳ありません。
初めて触った弦楽器は5弦バンジョー。
中学1年生の時。
周りから見れば変な中学生にみえたかと思います。
何故5弦バンジョーかときかれたら色んな偶然が重なったから。
当時、エッチな番組として青少年の股間を毎放送時に熱くさせていた11pmという番組がありました。
親からは見てはいけないと言われていたのでもっぱら寝たふりしながら蒲団の影からのぞき見するのが定番だったのですが。
ある夜、いつものよう様に寝たフリしながらエロいお姉さんは出てくるのかなぁ〜なんてワクワクしながら観ているとそれは登場しました。
ビル・キース(だと思う)とダン・クレアリー。
へんなオッサンですがエロいお姉さんよりももっとセクシー。
もうぶっ飛び。
初恋の女の子に出会った時よりも衝撃的。
特にビル・キースが弾いているメロディックスタイルのバンジョー。
「何?あのストレッチした左手?」
「それに音が流れる様に繋がっている!!」
とにかく漠然とですが彼らの凄さを感じたのを覚えています。
そんな時、地元の駅、近くで何気に5弦バンジョー弾いている人に出くわし実際に目の前で楽器を見ると心は決まりました。
「この楽器を演奏したい」って。
必然的に楽器の情報を求め当時出来たばかりの阪急32番街、ナカイ楽器さんに通い始めます。
当時、ナカイ楽器さんってとっても太っ腹な企画を矢継ぎ早に行ってくれてたんですよね。
・毎週のブルーグラスミニコンサート。
・海外アーティストの無料ライブ(マーク・オコーナー、ダン・クレアリー)
・国内アーティストの無料ライブ(渡辺香津美)
もう毎回ワクワクでした。
そんな中、わかったのです。
地元に当時、発売されていた『Banjo Package』という雑誌の発行所があることも。
そちらにもよくお邪魔するようになりとても懇意にしていただきました。
この頃になるとブルーグラス好きだった自分の趣向もだんだんとブルーグラスを作ってきた人達の元の音楽、オールドタイムやアイリッシュ、ブリティッシュ系の音楽に傾倒していきました。
そうすると必然的にバンジョーよりもギター(^_^.)
友達の女の子の学園祭で「22歳の別れ」(^_^.)のギターを弾いてくれと言う依頼から始めたギターでしたがバンジョーを弾くよりも弾く事が多くなりまして。
とっても長い前フリでしたがこれがギターとの出会い。
出会いと言うより気が付いたら
「あれ、俺が好きだったのは長年友達付き合いをしていた君だったの?」
みたいな感じでしょうか。
これってとっても大事なことですよね。
だってお互いの事はとってもよく知ってる友達どうしなんだから。
そこからはどんな楽器に目移りしてもギターはいつも演奏するようになりました。
傍に居ないと落ち着かないというか。
ギターには失礼ですが。
そしてギターで演奏するジャンルもブリティッシュフォーク、アイリッシュ、デ・メオラやラリー・コリエル等のアコギを使ったジャズ等。
およそアコギ(エレキギターも)に関するジャンルなら一通り。
でも残されたのはギターでの弾き語り(笑)
そうなんですよね。
他の方の伴奏をする事は多いけど自分自身での弾き語りって未開発の事。
これってアコギを演奏している楽しさの半分は未だ未体験という事かと思います。
なので今は弾き語りにチャレンジ中です。
まだまだこれからも「一杯楽しめそう!!」とワクワクの毎日です(^^♪
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