2011年2月1日
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「時は流れて風が吹く」
 
(アッキー/1959年生/福岡)


 ギターとの出会いは小学5年生のころだっただろうか。姉貴のガットギターで禁じられた遊びなど弾いていた。でも、戦争を知らない子供達を聞いた時、「これだ!」と思った。難関はFのコード。どのくらい練習したかは覚えていないが、ジャ、ジャ、ジャーンの前奏から始まって最後まで弾けた時は感動もんでした。中学時代は正にフォークソングブームの真っ只中。神田川、旅の宿、心もよう、精霊流し、岬めぐりと歌詞の内容も分からず歌っていました。

 高校1年の4月にかぐや姫が解散。衝撃的でした。コンサートには行けなかったが、こうせつさんのオールナイトニッポンをノイズだらけのラジオで聞いて涙流していました。誕生日に隣町のレコード店で憧れのフォークギターを手に入れました。近所のおじさんが選んだものがヤマキのギター。ヤマハでもなく、スーパースターになれるモーリスでもなく、何でヤマキなの?疑問はあったが、今では、ヤマキでよかったと思っています。フォークソング部でもないのに、ギターを片手に放課後かぐや姫を練習していました。この頃の教則本は明星のYoungSongでした。

 高校卒業後、フォークソングが好きな先輩と知り合うことができ、一緒にかぐや姫を歌い、岡林や加川良さんの歌を教えてもらい、フォーク全般が好きになりました。歌本の初めから最後まで全て歌おうなんて馬鹿なこともやっていました。
 初めて行ったコンサートはこうせつさんで、チケットを買うために台風の日に新宿のマイシティの前に徹夜で並んだものでした。学際でユーミンを見、田園コロシアムでオフコースを、読売ホールでナターシャセブンをと、いろいろなコンサートに出かけていました。
 印象的なコンサートは、神田川のアレンジを担当した木田高介さんの追悼コンサート。日比谷の野音で雨の中行われたのですが、かぐや姫、拓郎、イルカ、西岡のおっちゃん、山本コウタロー、ナターシャセブン、などなど、憧れのシンガーがこれほど多く集まったコンサートを見られたのは奇跡とも言えるのではないでしょうか。

 会社に入りしばらくは寮生活が続き、ギターは実家においたままにしたら、ぜんぜん弾かなくなってしまいました。コンサートも年1回こうせつさんだけになってしまいました。
 40才を過ぎてからは、日比谷野音のグリーンパラダイス、サマーピクニックドリーム、ベスト・ドリーミンコンサート、名古屋での青春のグラフィティコンサート、2006年のつま恋と大きなイベントを立て続けに見ることが出来ました。

 転勤で福岡に来てからはギターや歌のうまい方と知り合いになれ、人前でもギターを弾くようになりました。また、ライブハウスめぐりや、こうせつさん、正やん、加川良さん、細坪さん、猫、中島みゆきさんといろいろな方のコンサートに出かけています。最近は、フォーク居酒屋みたいなところで、誰かとセッションしたり、みんなでワーと騒いだり、楽しんでいます。

「時は流れて風が吹く」これは、こうせつさんのLPに入っている曲ですが、最近このフレーズが気に入ってます。
♪時は流れて風が吹く 思い出運んで風が吹く 時の流れに逆らわず 心の中に風が吹く 〜〜〜。





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