2011年3月17日
<エッセイ一覧へ>

「フォークソングと私」
 
(こだま28号/1952年生/静岡)


予期せぬ東日本大震災でリレーエッセイの事を失念してしまうところでありました。
被災された方々には言葉もありません。
しかしめげずにフォークソングと私について書いてみます。

元々学生の頃から音楽を聴くのは好きでしたが、まさかこの歳になって人前で歌うことになるとは夢にも思いませなんだ。

始まりは名古屋での4年間の学生生活です。
学校の傍にアパートを借りた為、部屋が同級生のたまり場になっていました。
同級生の中にはギターの上手い奴も居て、当時は井上陽水や吉田拓郎がデビューした頃で四畳半の部屋ではギターを抱えて集まっては代わる代わる歌っておりました。

同時に聴く音楽はフォークソングからロックやブルースに興味が移り、バイトの合間に時間が出来るとロック喫茶などでたむろする生活でした。

其の後、卒業し就職すると唄を歌う事も無くなりましたが、音楽を聴くのは相変わらずでした。
ロックもハードロックからウエストコースト系へそのうちブルーグラスやフォルクローレからモンゴルのホーミィまでと捩れて行きました。

それから30年、知り合いに背中を押され、いきなりストリートデビューをかましてしまいました。
磐田市の路上でした。しっかし緊張で何を唄ったか記憶もありません。(滝汗…)

その次の月に浜松市内の「なんでモール」というライブハウスでデビューし泥沼へ…(笑)
音楽繋がりの友人や知り合いが増えて、浜名湖フォークジャンボリーへ出させて頂いたり、広島ミュージックジャンボリーへ遠征したり。
でも唄っているのはずっと高田渡、加川良などの関西フォークです。

この3年ほどは、かみさんも巻き込んでウクレレとギターというデュオで、やっぱり関西フォークを演っております。

この先、いつまでこうやっているのか分かりませんが行けるところまで行ってみようかと思っています。





エッセイ一覧へ→
トップページに戻る→