2011年4月19日
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「私とギター」
 
(ちゅるどん/1970年生/愛知)


父がギターを弾くので、子供の頃から我が家にはギターがあり、身近な存在ではありました。
でも父が弾くのは演歌。
子供の私にはあまり興味はそそられませんでした。

その後中学でフォーク、ロックに目覚め、「そういえば家にギターがあったなぁ」と、父のギターを勝手に借りて、高校時代はサイモン&ガーファンクルで替え歌を作り、友人とハモったり、大学ではロックバンドでエレキを弾いたり・・・

社会に出てからはほとんどギターは弾かなくなり、10年前の自分の結婚式で、「ダンゴ三兄弟」の替え歌「ダンナさん兄弟」を歌ったのが最後です。

それが数年前から急にもう一度やりたくなりました。

きっかけは、自宅に呼んだ友人達から「ギターを弾けるのなら弾いてみせて」と言われ、「では」と弾いてみたものの一曲もまともに弾ける曲がなかったこと・・・

せっかく一度始めた趣味なのだから、もう少し上手くなりたいと思いました。

こうして練習を始めることにしましたが、家には小さな子供が2人。
練習はことごとく子供達に邪魔をされました。

「なごり雪」を歌えば、「なごり雪も降る時オシリ」と言ってお尻を出してくるし、「帰れない二人」を歌えば「なんで帰れんと?」・・・
「傘がない」を歌えば「買えばいいやん!」といちいち突っ込みを入れてきます。
息子からは「ジャイアンのリサイタル」とも言われました。

その後ネットに動画を出すようになり、YouTubeには「ギター成長記録」として弾き語り動画を投稿し、息子も娘も歌い、そのうち夫まで「超初心者弾き語り」として自分の動画を投稿するようになり、現在までに私は60曲(そのうち半分はボツとして非表示)夫は16曲公開中です。
世界中のギター初心者に勇気と冷笑を与えています。

私と娘 http://www.youtube.com/watch?v=mHg5kRscZNU

夫 http://www.youtube.com/user/bokumirudake#p/u/9/3Zp_6-K69GQ

父の影響なのか、演歌の弾き語りもしています。
演歌はいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=H59nqeUoFeM

去年の秋、九州から愛知に引っ越しをし、そこで訪れた近隣の音楽カフェ「おとぎばなし」さんで、戦うオヤジの応援団をおしえてもらいました。
(お世話になっている愛知尾張SPの交流会がここで開かれています)

「下手でもいい。気持ちよく演奏できればきっと何かが伝わる」
掲示板に書かれていたこの言葉に勇気をづけられて、参加させて頂いています。

皆さんとの音楽交流を通じて、少しずつでもギターが上手くなっていけたらいいなと思っております。
どうぞよろしくお願いします。





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