2012年2月2日
<エッセイ一覧へ>

「ギターと因縁」
 
(ミツグ/1983年生/東京)


 応援団の皆様はじめまして。昨年の12月に「戦うオヤジの応援団」に入団させて頂いた「ミツグ」と申します。宜しくお願いします。リレーエッセイ執筆の依頼を受けたので僭越ながら「戦うオヤジの応援団」の入団動機から綴ってみたいと思います。

 2011年11月21日の朝日新聞夕刊に『ギターでつながる「第二の青春」』という記事があった。特に私が共感したのは記事の中にある「普段出会えないような人たちと知り合いになれるのが一番の魅力」という箇所であり、音楽を通じて「人と人がふれあう縁づくり」に素晴らしい世界を観じてすぐに事務局にメールさせて頂きました。

 浅学ではありますが私は「趣味」というものを人生を豊かにするツールと考えています。楽しそうなことは何でも手を出してしまうため雑趣味でありますが、私にとってギターはとても楽しい趣味です。最初は右も左も分からなかったのでギターショップの店員に聞いて安いアコースティックギターとハーモニカを購入しました。軽い気持ちで音楽を始めた天衣無縫な一人の少年はこの日を境にとても苦しむことになりました。

 左手のまめが痛く眠れない、コードが分からない、出来ない(FとかB♭)、ハーモニカと一緒にテンポよく演奏できないなどの数々の苦しみから「もう二度とやるものか!」と押し入れに封印したこともありました。しかし“ヤツ”はまた戻ってくるわけです。何の因縁かまた私の手元に戻って来るわけです。そして私はまたギターの教科書を手に勉強し、いつの頃だかだんだんとレパートリーが増えてきました。TV等で懐かしい曲や名曲に出会うと弾き語りたくなり、結局またギターを中心とした生活に帰っていくわけです。今ではすっかり“ヤツ”とも和解して4本になり、ギターに触れない日はほとんどありませんし、毎日充実した生活を送っています。

 それでは応援団の皆様とギター片手に戦える日を楽しみにしています。




エッセイ一覧へ→
トップページに戻る→