2012年3月20日
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「音楽のある生活」
 
(YAMATO/1954年生/北海道)


 去年買ったギターで、毎日のように、弾きだして、半年が経った。
私の部屋と言えば、それまで存在も気にならなかった。「アコギ」「アンプ」「マイク」「PA」「楽譜」、スタンド等のグッズが我が物顔で、場所を専有している。これが、どれほど楽しく、自分の空間と時間を作ってくれていることを今あらためて思い、音楽に感謝する毎日を過ごしている。
たとえば、孫が来ると、「ボロンボロン」と言って、ピックを自分でさがしてよって来てくれるようになって、一緒に音を出す時間が生まれた。
 付き合いの飲み会では、良い発表の場となり、カラオケとは違った一曲を披露することで、のん兵衛達との間が持てて半年続いている断酒(小酒以上)が維持できている。
発表するための練習会を週一設けて声を出すことで、ストレスとともに、普段使わない筋肉までもが躍動する感覚に陥り、若さをとりもどしているような気にさせてくれる。
 ギターに触らない休日の時間でも自分に合う曲選びに半日がたってしまう、「やることがある」休日に満足している。
将来必ずくる、活動が極端に老化する日々、その時に、音楽を続ける体力・気力を維持しなければとすこしずつ、はじめたダイエットも3キロ減と腹回り4センチの減、これも、音楽のおかげ。
これから、すこしでも指が動きつづけるように、弾き続けることと、自己満足でもいい。共通する趣味をもつ仲間と感性を共鳴させ、心地よく感じる音楽を共有していける多くの方と交流できればと願っている。




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