2012年3月18日
<エッセイ一覧へ>

「オヤ応との遭遇」
 
(せーけ/1959年生/兵庫)


1月にメンバー登録しました西宮の「せーけ」と申します。
いきなりのリレーエッセイ依頼、ビックリしました。
それでは私にとってとても衝撃的だったオヤ応初参加の風景を
少しだけ書かせて頂きます。

恥かしながら昨年まで本当に「戦うオヤジの応援団」の事を
知りませんでした。

年末に里帰りした時に友人とギターの弾ける店に行き、そこで
「もっとギターを上手くなりたい、もっと人前で歌ってみたい」
と思ったものでした。
出不精で人前が苦手だったのですが、50を超えてから
「これではイカン、自分を変えたい、残された時間は
そう多くないんだぞ」と強く思うようになっていたんですね。

そんな時ネットでたまたま(すみません^^;)
「戦うオヤジの応援団」を拝見し、そこからすぐに
西宮SPにたどり着きました。
自宅からすぐ近くにある事に驚き、またとても興味を持ちました。
「近いなー、アイリッシュ・パブ、GALWAYかあ・・
ギネスビールねー・・」
なんとなく「導かれてるのかな?」とも感じました。

2日後、「よし偵察だ、覗いてみよう!」
と仕事帰りに一人で立ち寄ることにしました。
「なんや、いちげんさん、お断りーみたいな偉そうな扉やなー」
っと思いつつ、
「まっ、いいか、変な店だったらビール一杯でとっとと帰ろう」
と中に入ってみると・・・
その日はたまたまお客さんが少なかったようです、
しばらく私一人でした。
人懐っこいマスターからじっくりとオヤ応の話を聞く事ができ、
また拓郎の話で盛り上がったのでした。(盛り上げて頂きました)
「あさっての土曜にミ−ティングなので気軽に見に来て下さいよ」
結局ギネスビールを3杯も飲んでいました。
「来たタイミングも良かった」と感じました。

2日後、ミーティング当日です。
「マスター以外知らない人ばっかだし、居心地悪いんちゃうかな?
 えーい、入ってしまえー」
ガラガラガラ・・
「こんちは、初めてなんですけど、見せてもらっていいですか?」
「初めての方ですね、どうぞどうぞ、ぜひ弾いていって下さい」
「・・とりあえず見てます・・」
・・・
中休みとなり・・
「どうです、せーけさん、弾いてみませんか?」
「・・わかりました、やってみます。」
「じゃあ、これから8番目ですね」
「・・えっ?・・」
この日はいつもより参加者が多かったようです。
「・・ドキドキ、ドキドキ・・」
どれほど時間を長く感じた事か・・
肘から指の先まで震え出し、冷や汗がタラタラと・・
「この人の次だ・・えーっ、メッチャ上手いやん・・」
・・
「次は初参加のせーけさんです。」
・・
何年も弾いていた(つもりの)曲だったのに最後まで指は震えて
ミスだらけで終わってしまいました。
・・
「チューニングも狂ってたよなー、恥ずかしい、落ち込む、
悔しいー、こんなはずではー・・」と思う以上に
緊張からの開放感と、とりあえず弾ききった達成感、満足感で
一気に力が抜けてしまいました。

・・来て良かった・・次はもっと・・

オヤ応と遭遇した事でこれから私は変わっていきます、
目立ちたがり、出たがりの厚かましいオヤジとなります。

メンバーの皆様、改めてどうかよろしくお願いします。




エッセイ一覧へ→
トップページに戻る→