2012年9月24日
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「新しい出会い」
 
(のり/1971年生/東京)


私は高校の時、クラスメートとコピーバンドを組んでベースを弾いていました。
コピーしていたのは、BOOWYやThe WILLARDで、歌詞よりはノリがいい曲が好きでした。
そんなこともあり、アコギには全く興味ありませんでしたし、むしろフォークソングは暗くてカッコ悪いとまで思っていました。
今、思い返すと当時の私には歌詞が重たすぎたんでしょうね。
バカボンのパパと同い年になった現在の私は、弾き語りは大好物になりましたし、70年代のフォークソングが響くようになりました。
年をとったってことでしょうかね。

昨年、体調を崩して仕事を休んでいるときに、何かの帰りにフラッとお茶の水のクロサワ楽器に入り、Gibsonのアコギをなんとなく眺めていました。(山崎まさよしが好きなので。。。)
買いたいと思って入ったわけではなく、ただ眺めに行っただけでしたが、そこに展示してあった「GIBSON J-45 55th Annversary」に惹かれました。
店員さんの勧めで、音を聞かせてもらったら背筋にゾクってしたものを感じ、いてもたってもいられなくなりました。
もしかしたら、フロアに充満した木の香りに神経が麻痺したのかもしれません。
翌日、家にあった楽器4本をすべてドナドナしてJ-45を連れて帰ってきました。

あれから一年、仕事にも復帰して、ギターは相変わらず下手なままですが、ネット等でアコギを通じての出会いがあったりと、若干ではありますがアコギを手に入れてからの人生がいままでとは変わってきました。
これからもこの出会いを大事にして、楽しくギターとともに過ごしていきたいなんて考えています。  




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