「還暦過ぎてギターとの出会い…そして今」 |
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(ふるため/1948年生/愛知) |
定年を前に、最後の仕事は人に感謝されることがしたくて介護の資格を取り、デイサービスに勤務。職員の中で、なんと男性は私一人!という職場でした。担当はレクリエーション。リハビリ体操ばかりでは利用者さんも、たいくつしてしまうので、健康にもよい歌を取り入れました。初めはハーモニカで伴奏していたのですが、やはり歌は声を出してリードしないとうまくいきません。そこで思いつたのがギターの弾き語り。
しかしながら触ったこともないギター。まずはと個人レッスンを受け、習い始めたが60の手習い。そう簡単に上達するはずがありません。挫折してレッスンを止めました。その後両親の介護で仕事が続けられなくなり、退職して介護に専念。そんな中、市民大学の講座にフォークギターの講座を見つけ、参加しました。受講者はほとんどが若い頃ギターに親しんだ人ばかり、年齢的にも70年代フォークの世代で私より若い人ばかりですが、快く仲間に入れていただきました。
参加してよかったのは、発表の場が用意されていて、人前で演奏できること。駅前広場だったり、デパートの特設会場だったり、市民館の舞台だったりと様々ですが、それを目標に練習に励んでいます。現在仲間は10名ほど。これに講師の先生と市民館の館長が加わります。講座は1年で終了しましたが、自主サークルの形で月1回練習会を開いています。グループ名は南稜フォークオーケストラです。ライブでは会場の関係もあり3〜4名でグループを組みそれぞれ名前をつけて参加しています。次回は5月4日豊橋駅前の「穂の国百貨店9階」で演奏します。
話変わって、このごろ思うのですが、みなさん素晴しいギターを持っていて、うらやましいかぎりです。私の愛用するギターは娘の婿からもらったものです。KisoSuzukiというメーカーでネットで調べたら3000円程度の価値の物のようです。重いし、弾きにくいようにも思いますが、このギターには家族の励ましがこもっているように思え、ここで挫折してなるものか!とがんばっています。もっといいギターならうまく弾けるんじゃあないか?と時々思いますが、ギターのせいにしたのでは次につまずいた時、こんどは年のせいにしてしまいそうで、やせがまんしてがんばっていますが、やはりうまく弾けません。先生のことば“弾き語りは歌がメイン!歌がうまく歌えればギター演奏は適当でよい。臆せずデビューだ!”
を心の支えに日々練習に励んでいます。
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