2013年6月17日
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「人生は音楽とともに」
 
(digi/1962年生/神奈川)


ギターとの出会い

音楽を聞いたり口ずさんだりだけでなく、
自分で演奏する楽しみを覚え始めたのは、多くの皆さんと同様に中1の初夏の頃だった。
友人の一人がギターを始めたのに驚き、刺激され
親にねだり倒してノーブランド?5,000円のフォークギターを買って貰った。

最初に1弦だけで弾くお定まりの「禁じられた遊び」に夢中になった。(笑
次に初心者本を買って、我流独学でしたが毎日の様にギターに触れて
半年を過ぎる頃には、いつしかFコードも何とか押さえられる様になり、
ストローク、2フィンガー、3フィンガーと段々とそれっぽく?弾ける様になり
ヘタくそながらも吉田拓郎、井上様水、かぐや姫などのフォークのヒット曲を
友人と2人で弾き歌いそれなりに楽しんでいました。

ギターを始めて1年も過ぎた頃には、
ビートルズ、S&Gやディープパープルとかツェッペリンなどの
洋楽ポップスやハードロックも聴き始め触れ合う音楽の領域も成長?して行きました。
そして生意気にも中学生の身分でエレキギターを買いました。
小遣いやお年玉を貯めてやっとの事で手に入れました。
もちろん有名ブランドのギターなどは到底買える訳も無く
当時一世を風靡?した「二光通販のTomsonブランド」のストラトモデルです(笑
そしてお決まりの様にバンドもどきのグループを組んで
街のスタジオ借りて練習したり、文化祭のステージに立ったり...
と多くの皆さんと同じ様に音楽三昧の青春期を過ごしました。

この2本のギターは成人した以降も大切にしておりましたが
いつの間にか、あれだけ好きだったギターも弾かなくなり
1年、2年...5年、10年...と時は移ろい
もう随分前ですが、転勤で引越しの際に職場の後輩にゆずってしまいました。


懐かしきFMエアチェック

現代の様に溢れ高速に流れ去る大量の情報も無く
時計の針が今よりもずっとゆったり動いていた?頃の思い出話です。

当時、レコード(懐かしい単語!)は高価で
中学生の小遣いではそうそう買えるものではありませんでした。
ましてや当時は高級家具的ステータスでもあったステレオ機材など持てるはずもなく、メインオーディオ機材は松下電器製のモノラルラジカセでした。

同世代の皆さんも経験があると思いますが
折りしもブームだった高音質なFM放送で
ひたすらお気に入りナンバーを必死にエアチェック(死語?)したものです。
勿論、始動タイマーなんか無い時代だから、
新聞のラジオ欄とか本屋で立ち読みしたFMファンとかの雑誌で
お気に入り曲が放送される番組と時間を前もって調べておいて
ラジカセにカセットテープを手動で頭だし位置に合わせておき
ラジカセを録音モードでセットしておいて、ひたすらドキドキしながら
息を殺し放送されるタイミングを待ち曲が流れ始める瞬間のタイミングで
ポーズボタン解除!!
今思い返すと涙ぐましいほどの集中力でしたね。(笑
そうやって、オリジナルベスト曲集のテープを作ったものでした。





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