2013年6月23日
<エッセイ一覧へ>

「だいやめブラザーズの逆上!?」
〜地域一番音楽バカを目指して!!〜
 
(だいやめブラザーズ/1970年生/鹿児島)


其の一 だいやめブラザーズという名の音楽病の発症の経緯と変遷

 戦うオヤジの応援団の皆様、はじめまして!鹿児島県霧島市でオリジナルソング、アニソン、ボカロからフォーク、ニューミュージック、ロック、歌謡曲、演歌まで、洋の東西を問わず、節操の無い音楽活動をしております、だいやめブラザーズと申します。
 だいやめブラザーズとは、高校時代に出会ったR.Gの猫ひろし(仮名)と、お互いオッサンになるまで続けてしまっているユニット名なのですが、現在ではお互いのスケジュールがかみ合わず、もっぱら私がその看板をしょっている形です。
 だいやめブラザーズの目的は、だいやめブラザーズの演奏に遭遇した不運な方々が、「あんなオッサン達がバンバンギター弾いて、ギャーギャー歌ってるんだから、俺(私)にもできるんじゃね?」と激しく勘違いさせ、いつの間にかギターを買い、コードブックとにらめっこをし、挙句の果てに弾き語り譜を見ながら皆の前で熱唱・熱演をしてしまっていた、という人口を国内外に拡大させることでした。
 ところが、2011年に、※1クローキーと※2クーニー、※3助手のモムラーにより、誰かの生演奏を体感した第三者が、「音楽って、素晴らしいな!」という感想から、「俺(私)もやってみてぇ〜!!」という衝動に変わる原因を究明しました。3人の研究者によると、音楽は感染性の病原菌で、現在のところ、有効的な治療法やワクチンは開発されておらず、一度感染すると治療の手立てが無い「不治の病」とのこと。音楽病と命名されました。
 症状・症例には様々なタイプがあり、個人差も確認されています。その症状から病名がつきますが、あなたの身の回りで、以下のような病名と疑わしき症状の方に心当たりはございませんか?
たくろー病・のぶやす病・わたる病・ようすい病・クライマックス病・あかいとり病・ながぶち病・ちはる病・ゆーみん病・かぐやひめ病などなど・・・・・病名は歌い手の数に比例しているようです。
 また、音楽病には様々な発作の症状が報告されています。(すべての発作のモデルは実在します。トホホ・・・)
休日になると、ギターを持ち出し野外で弾き語る、「休日野外型」
妻にギターコレクションが増えていることを問い正され、「あっ、その3本はね、Yさんから借りてるの・・・」と答える、「偽証責任転嫁型」
押入れにしまい込んだギターを、家族外出時に”こそっと”引っ張り出す、「バレてないと思っているのは本人だけだっけ?型」
3本あった愛器を、1本は娘に「いきものがかりカバーするから!」と持っていかれ、1本は息子に「ゆずカバーするから!」と持っていかれ、残ったヤマハと常に行動を共にする、「この1本は誰にも渡さんぞ!型」
行きつけの食堂のマスターが、最近ギターを始めたことに対抗心を燃やし、「あんたっ!!あたしにもギターの弾き方を教えなさい!!」と奥さんから激しく責められ、「私にできるように教えなさい!!」と訳のわからないことを言われている、「逆スズメの学校型」などなど・・・・
 だいやめブラザーズの活動は、地域の音楽病重症患者と共に、音楽病の感染拡大を推進し、善良な地域住民の方々を音楽病症候群にしてしまっているのです!おーまいがーっつ!
1クローキー とても紳士的で頼りになる音楽仲間だが、悲しいことに音楽病重症患者。
2クーニー 音楽病重症患者隔離病棟に住む。酒を飲みながら話をしてたら、なんと高校の大先輩だった!!どーりで!!
3助手のモムラー またの名をだいやめブラザーズという。

其の二 だいやめブラザーズの方向性と可能性について

 だいやめブラザーズの存在意義を、、「あんなオッサン達がバンバンギター弾いて、ギャーギャー歌ってるんだから、俺(私)にもできるんじゃね?」と第三者に激しく勘違いさせ、いつの間にかギターを買い、コードブックとにらめっこをし、挙句の果てに弾き語り譜を見ながら皆の前で熱唱・熱演をしてしまっていた、という人口を国内外に拡大させること。」であることは前述した。ということは、「すげー!」なり、「まぁまぁ、やるじゃん!」なりのある種の「驚き」を、演奏を聴いていただく方々に提供しなければならない。
 既存の曲をカバーするときに心がけているのは、「カバーしたい曲を、だいやめ流にアレンジする。」ことである。キーを合わせる事はもちろんだが、「俺だったらこう歌う!」「俺だったらこう演奏する!」を大切にしたい。原曲どうりにやるなら、何もだいやめブラザーズの演奏を聴くことはなく、音源を聴いてもらえばいいのだから。何よりも、既存の曲をどうアレンジするか?色々試行錯誤することは、オリジナルソングを作曲・編曲する上で、とても勉強になるのだ。
 オリジナルソング製作で心がけているのは、「実体験をテーマに、日々の生活の中で感じたこと、イマジネーションされたことを曲にする。」ことである。詩が先行することもあるし、曲が先行することもある。どちらも同時に湧き出ることもある。厄介な病気だ。
 アコギの他に、E.G、E.B、Key、A.sax、プログラミングもするので、歌モノだけでなく、インストもやっている。とにかく、自分の音楽性を「これだけ」と限定してしまうのが大ッキライなのだ。わがままねぇ。
 カバーソングでも、オリジナルソングでも、生で聴いていただいた方には、「いいっすね!」と評価をいただいている。これからもっと、自分らしさを出すことで、多くの方々に受け入れていただけるよう、精進したい。

其の三 だいやめブラザーズの今後の展望と課題について

 20代の頃、友人のバンドのドラマーが、「俺、東京でプロを目指すよ!」と鹿児島を後にした。2年後、天文館でばったり彼と会った。「身体壊しちゃってさ。帰ってきたんだ。」なんか悲しそうだった。
 それ以来、鹿児島にいながら、世の中の人に、「ここにこんな音楽してる奴おるぞぉ〜!」と伝える手段を探し、YOU TUBEに出会い、daiyamebrothersの名でチャンネル登録することで、とても多くの方々と繋がることができた。
 音を出しても迷惑とならない公園で練習していると、声をかけてくださる方々も増え、ちょいとしたリクエストにお答えすると、「おー!すげー!!うまいじゃん!!」なんてお声もいただけるようにもなった。
 最近、オリジナルソングを配信できるサイトがあることを知って、はじめてみた。
 iTunes Storeで、daiyamebrothersのオリジナルソング「さくらさくや姫」アコースティックバージョンが配信中です。
 「鹿児島にいながら、オリジナルソングを全世界に配信できて、権利収入が得られる。」

 すぐに権利収入とは行かなくてもいい。24時間の中で、どこかの国の人の耳に、だいやめブラザーズの音楽が届くかもしれないと思うと、ワクワクが止まりません!
 地域一番音楽バカを目指すと同時に、鹿児島から世界へだいやめブラザーズという音楽病のウィルス拡散を目指す。
 そのために僕が成すべきことは
 歌い継ぐべき歌を 歌い続け
 歌となることを 歌にするだけ

 長文のエッセイにお付き合いいただき、ありがとうございました!




エッセイ一覧へ→
トップページに戻る→