2014年2月2日
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「音楽が取り持つ縁」
 
(ウエスト/1957年生/東京)


現在、「ウエスト・コート・ストリングバンド」という男3人組バンドの
リードギター/コーラス担当として、首都圏SP新橋を中心にライブ
活動をしています。

同じバンドでリードボーカル/リズムギターを担当しているコートさん
(同じく首都圏SP所属)と僕は、中学・高校・大学と同じ学校・
同じ学年で、10代前半よりかれこれ40年以上のつきあいになります。
しかし一緒に音楽をはじめたのは40代半ばからなのです。

中学・高校でのクラブ活動は、僕は軟弱文化系、彼は筋金入りの
体育会系で、同級生という以外に全く接点はありませんでした。
その後、同じ大学に進学、それぞれ音楽をはじめた僕らは同じ音系
サークルに入部しましたが、彼はハードロック、僕はフォーク/ブルーグラス
と、これまた接点はありませんでした。

ところが40代半ばも過ぎてから、その音系サークルのOB会の余興で
何かやることになり、半分ジョークで出身高校名を冠したバンド名で、
はじめて一緒に演奏しました。(その時は、音楽的趣味の異なる2人で
唯一共演可能なレパートリーとして、ローリング・ストーンズの「アンジー」
を演りました。)それがきっかけとなり、ベースを加えて3人組バンドとして
現在まで10年近く音楽活動を共にしています。

学生時代のバンド仲間がオヤジバンドとして再結成・活動再開という話
はよく聞きます。 しかし中学時代からの同級生だったものの、それまで
ほとんどつきあいがなかった人間同士が、40歳を過ぎてからはじめて
バンドを組んで音楽をやるというのは珍しいんじゃないでしょうか?

演奏レパートリーは、2人の趣味や演奏スタイルの違いをうまく活かし、
イーグルスからクリーム、藤井フミヤから憂歌団、ロックからオールド・ジャズまで、
年甲斐もなく幅広く挑戦しており、仕事そっちのけで楽しいオヤジバンド・ライフ
を満喫しています。





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