「弾き語りではなく弾き騙りのpanda3」 |
|
(panda3/1955年生/茨城)
|
元かぐや姫の山田パンダさんにあやかって、pandaという名前でステージに立とうと思った。
しかし自分は心が狭いので呼び捨てにされたら気分が悪いだろう。
そう思って数字の3をつけてみた。
panda3・・・呼び捨てにされてもさん付け、これなら腹も立たない。
今はpanda3として地元のステージに立っている。
ギターを弾きながら歌を歌うという演奏スタイルだ。 |
|
本来、弾き語りというのは、ギターも上手く、歌も上手いヤツがやるものだ。
自分は元々が下手の横好きである。
歌の下手なのをギターでごまかし、ギターの失敗を声を張り上げてごまかす。
だからホンモノじゃない、単なるごまかし・・つまりは弾き騙りだ。
世界広しと言えども「弾き騙り」というスタイルは自分だけだろう。
好きなジャンルはとりあえず日本語の歌詞の歌・・外国語はわからないので洋楽は詳しくないからだ。
気に入った歌を片っ端からカバーし、それらしく聞こえたらそれでいいというゆるい感じも「弾き騙り」に相応しい。
2004年、50歳を目前に直腸がんという診断を受けた。
手術で直腸を15cm切り取った。
入院する前になにげなく立ち寄ったCDショップで一枚のCDを購入した。
それまで、CDを買うことはほとんどなかったがなぜ買う気になったのかは未だにわからない。
術後の傷の痛みに耐えながらの入院生活・リハビリのときはいつも聴いていた。
それ以来、この曲が自分の命の曲となった。
一青窈「ハナミズキ」
この歌に新たな命をもらったと言ってもいいと思う。
だから、手術をした11/1が私の第二の誕生日だ。
今年で満10歳
ライブのステージに立つときは必ず最後に「ハナミズキ」を歌わせたもらっている。
もちろん「らしく聞こえる程度の弾き騙り」だ。
それでも気持ちを込めているので、歌い終わると、時々近寄ってきて涙を流してお礼を言われたりするとうれしいものだ。
もっともっと、気持ちが伝えられるように歌や演奏の技術を身に着けたいという欲が出てきた。
せっかく繋いでもらった命だ、もっともっと長く使わなくては。
2015年2月で還暦だが、まだ人生の半分くらいだろう。
米寿までにはメジャーデビューできるようオリジナル曲も作り溜めなくては。
30年後、全国ツアーを敢行し、みなさんとどこかのライブ会場で会えることを願っています。
最後に、妄想はいつでもどこでも自由にタダでできる道楽だ。 |
|
|
|