2018年3月18日
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「私と夫と音楽」
 
(あゆみ/1958年生/千葉)


うちの旦那さんと出会ったのは学生時代。私がとある軽音サークルの門をたたくと、部長として私を出迎えたのが今の旦那でした。主人達数名で始めた同好会、すでに20名を超えていたでしょうか。フライングハウス、現存しており、今は50~80名公認バンド団体と成長しているようです。文化祭など、たまに覗きます。

ギターで弾き語っていた時代、懐かしい。主人にギター援助してもらい、二人で活動もしたね。バンド名スケッチ、素朴でも、ギターや歌で、いろんな風景を描いていこうねと。

昔の話をして、パパはとっても恥ずかしい? でもね、私のルーツだから。中一で小遣いはたいて買った1万円のギターに始まり、高校では友人とバンドを組み、予餞会で歌った。でも、やっぱりスケッチ時代が、私の音楽の花だったのです。

卒業し結婚してから、二人は生活に追われました。50歳を過ぎ、又ギターやろうかな、と言い出した主人、私はとても祝福しました。戦うオヤジの応援団です。主人は楽しいようで、いそいそとギターを練習し始めました。子育てと、立て続けに生まれる孫にまごまごする私を尻目に、イベントなどにも積極的に参加するようになっていきました。なんかパパ楽しそうだなぁ。

でも私は、音楽は楽しみたいけど、特にステージとか立ちたいわけではないし、方向性が少し違う気もするなぁ。長いこと施設にいた母が楽しみにしていた、ボランティア音楽活動の方々には本当に感謝している。そんな、誰かに喜ばれる演奏ができたらそれは嬉しいなぁ。

先日、ひょんなことでオヤジイノベーションに参加させてもらいました。カラオケ好きだしコーラスには席置いてきたけど、もうもうギターなんて到底無理、楽器はもう縁無いわと思ってた私、なんと突然のカホン挑戦で、燃えました。のめり込んだのです。還暦のこの年で、新しいことを始めるなんて。皆さんがそんな私を又優しく受け入れてくださり、自信となっていきました。私まだ新しいことができる!

調子に乗りついでに、2年前の誕生日にパパがくれたプレゼント、ウクレレも、やってみようかなという気になりました。

今皆さんの音楽作りに参加させてもらい、とても楽しませていただいています。こんな私ですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。パパよろしくね。

最後に、カホン挑戦に引きずり込んでくれた櫻井夫妻に、感謝します。




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