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●2011/12/30 Fri 来年が良い年でありますように!

2011年は、皆さんにとってどんな一年だったのでしょうか。

東北の皆さんにとっては、ご家族や親類、知人の皆さんで震災の犠牲になられた方も多く、悲しい一年だっのでしょうね。そして、関東では、震災の犠牲は少なかったものの、原発事故による放射性物質の拡散という、これから何十年も影響を心配せざるを得ない環境で生活していく覚悟を迫られた年になりました。
一方で、関東以西の皆さんにとっては、精神的なショックは大きかったものの、直接的な被害はなく、東北や関東の皆さんとは大きく異なる日常があるのだと思っています。

このように、今年を振り返ってみると、同じ日本でありながら、住んでいる場所によって随分と異なる人生を歩むことになった、分岐点のような年だという感じがします。そして、「絆」という言葉が一年を象徴する言葉として選ばれたのも、異なる立場の皆さんに対する共感力というものが、これまで以上に重要な社会になったという認識があってのことなのかも知れません。

戦うオヤジの応援団は、音楽を通じて新たな仲間と出会い、仲間を通じて新たな自分を表現する場であるわけですが、人生には音楽以上に大切なことがいくらでもありますので、皆さんの事情によって、応援団が必要になる時もあれば、うっとうしいと感じる時もあるのが自然なことだと考えています。

皆さんが必要になったときに、いつでもそこにある「場」として、自立した個人の緩やかなネットワークである「戦うオヤジの応援団」を、出来る限り長く継続していきたいと願っています。

2012年が皆さんにとって良い年でありますように!


●2011/11/29 Tue 地元でのネットワーク作りを目指して

SP静岡の活動の様子が、江崎新聞店という静岡市内の新聞店が出している情報誌、「タンタン」の12月号で紹介されました。

戦うオヤジの応援団は、全国で活動している自立した個人のネットワークですが、応援団としての活動の主体は各地のSPです。練習会のように応援団メンバーが集まって行うイベントは、SPだけで実施できるのですが、より多くの住民に音楽を聞いてもらうような活動を目指す場合、メンバーだけの力では十分な集客が難しい面がありますので、まずは地元の商工会や自治体などの既存イベントに、SPとして音楽演奏やPAなどの操作を担当するという方法で参加してみることによって、地元組織とのつながりが生まれ、我々の主体的な音楽イベント実施の可能性も見えてくるようになります。

関西SP西宮でも、地元の情報誌に取り上げられることから、地域の活性化イベントへの参加につながっています。SPに集うメンバーの皆さんが持っている地域とのネットワークを活用して、ぜひ、新たなSPの活動を目指しましょう。

そして、事務局ではそんな皆さんの活動をHPを通じて全国に発信するとともに、外部組織から信頼を得るための応援をして行きたいと思っています。
 

(画像をクリックすると、情報誌のPDFがご覧になれます)

●2011/11/10 Thu 「誰のために生きるのか(私論)」

9月15日にも書きましたが、これからの日本社会は生き辛くなりそうです。昨日のニュースでも生活保護受給者が205万人を超えて、過去最多。大震災の影響を考えると、もっと多くなるだろうとの予測があったことは皆さんご存知かと思います。

しかし、社会がどうなろうとも、命ある限りは生活していくわけで、生活する以上は楽しく過ごしたいもの。
これからの高齢者が楽しく生きるための条件を考えてみると、@病気をせずに元気に生きる Aお金がなくとも幸せに生きる価値観を持つ B若い連中から「早く死ねばいいのに」と思われないようにする というようなことがすぐ思い浮かびます。どんな年寄りを目指すにしても、これからの過ごし方の積み重ねの結果でしかないわけですから、普段から自分の生き方の指針を持っていないとまずいような気がしています。

ということで、今回は老人の生き方の基本を考えてみたいと思います。

人生を80年として、年代ごとに誰のために生きるのかを考えてみると、私自身は、人生のステージというものは次の3つに分けられるような気がしています。

第1ステージ (誕生〜30歳)…自分のために生きる人生
結婚するまでの人生は、自分の生き方を探す時期ですので、自分の可能性や夢を追求するためにも、まずは、自己中心に生きていけばよいのではないでしょうか。社会経験が未熟な段階で「社会のために」という自己犠牲的な考えをあまりにも強く持ってしまうと、後で大きな悔いが残るように思います。
第2ステージ (30歳〜55歳)…家族のために生きる人生
30歳というよりも、結婚して子供ができてからの区分ですが、家族という、自分以外の人間の人生に対する責任が生まれますので、子供が自立するまでは、家族中心の人生を送らざるを得ないと思います。もっとも、私のように子供がおらず、女房も自立している場合は、40歳位まで自分のために生きて、その後は早めに社会のために生きるという人生に変える場合があります。
第3ステージ (55歳〜最期)…社会のために生きる人生
家族が自立した後、これまでの束縛から解き放たれ、「自分のために生きるぞ!」と思っていた方も多いかと思いますが、それは少子高齢社会になる前の話。年金制度も健康保険制度も財源が不足する中、若い人たちに無理を承知で支えてもらわないと、制度が維持できないことが明確な時代になりました。年寄りが自分勝手な生き方をしているようでは、若い人たちに見放されてしまうことを危惧しています。
これからの時代は、年寄りが地域や社会のために生きる姿勢を見せない限り、存在する価値も認めてもらえない時代になるのかもしれません。体力や精神力の衰えを自覚するようになってからでは、社会とのつながりを新たに形成することが億劫になってきますので、本当に老いを自覚する前から準備を始めるという意味で、55歳位から生き方を徐々に変える必要があるのではないでしょうか。

これは私の個人的な仮説ですので、分類の方法が正しいかどうかはわかりませんし、普遍性にも欠けるものだとは思いますが、社会に余力がない時代を、「社会の荷物」と思われないようにしながら「老い」と共に生き続けていくためには、各自がこれまでの生き方を振り返ってみて、これからの人生をどのように生き抜く覚悟があるのかを社会に向けて表現し、周囲の理解を得る努力が欠かせないと思っています。

そして、このような考え方を元にして、若い頃を美化して懐かしむような曲ばかり歌うのではなく、社会の中で前向きに生きようとする、現在の自分の立場を表現する曲を作ったり、その立場を代弁してくれるような既存の曲を探したりしながら、音楽を通じて社会に表現し続けていければと願っています。


●2011/10/11 Tue 応援団の目的を理解したメッセージの発信をお願いします。

戦うオヤジの応援団誕生から10年、今では登録されているメンバーが約1470名にもなり、応援団との関わり方についても、いろんな立場の皆さんが存在するようになりました。

 ■ギターを再開し、仲間と演奏する機会を求めて応援団に入会したものの、まだ参加したことのない方 
 ■戦うオヤジの応援団での活動をメインとして、応援団の運営に積極的に関わっていただいている方 
 ■普段は応援団以外のライブ活動がメインで、応援団を練習の機会として時々利用している方 
 ■プロのような活動を行っており、応援団を自分のライブへの集客手段と考えている方 

創設当初は、ほとんどの皆さんが応援団をメインにして、共に交流することを楽しんでいたのですが、その後、mixiなど自分で簡単に設定できる情報交流手段が登場し、アマチュアでも気軽に演奏できる店も増えることで、応援団以外に活動の場を移していったメンバーが多くなりました。

戦うオヤジの応援団は音楽を手段として社会の活性化を目指す団体ですので、どのような立場であれ、応援団の基本理念を共有する限り、仲間としてネットワークを維持していきたいと思っていますが、応援団活動の基本は「全国のSPでの活動を通じて、メンバー同士のコミュニケーションを図り、地域活性化のための基盤を作る」ということにあります。

言い換えると、「いろんなストレスや問題を抱えながら生活している皆さんに、ギター演奏や歌を通じて人前で自己表現をする機会を提供することにより、自分自身の力で悩みを乗り越えるためのお手伝いをする」、そんな応援団の役割も再認識していただければと思います。

そして、応援団のメンバーと実際に出会う機会を提供するために各地のSPが存在しているのですが、いろんな悩みを抱えている皆さんにとって、会ったことのないメンバーが活動しているSPに初めて参加するというのは、大きな勇気と決断が必要になります。このことは、すでにSPのイベントに参加している皆さん誰もが、程度の差はあっても一度は経験したことではないでしょうか。

音楽を演奏するということは楽しいものです。皆さんがSPに集まってくるのも、その楽しさを期待しているからこそだと思います。しかし、いつも同じメンバーが特定の雰囲気を作って楽しむ、自己満足のための「仲良しサークル」になってしまうと、新たな皆さんが参加しづらいものになりがちです。いつまでも開かれたSPであり続けるためにも、新たなメンバーに気軽に来てもらえるような工夫を続けることを忘れないでください。

まだSPに参加したことのない皆さんにとって、その雰囲気を感じられるのは「SPの掲示板」しかありませんので、世話役の皆さんを始めとして、すでにSPの活動に参加している皆さんは、互いのコミュニケーションだけでなく、まだ参加したことのない皆さんに向けたメッセージも意識的に発信するようにしていただきたいと願っています。


●2011/09/15 Thu 応援団創設から10年、現在の社会状況について

戦うオヤジの応援団が誕生したのは2001年10月6日。アメリカで1ヵ月前に起こった9.11テロの衝撃に包まれ、ブッシュ大統領が世界に向かって宣言した「正義の戦い」という対テロ戦争のスローガンの元、反戦をテーマにしたフォークが歌い辛いような世相だったことが思い出されます。

あれから10年、今年の3月11日には東日本大震災が起こり、津波で2万人以上の犠牲者が出ると共に、福島の原発事故の影響で放射能汚染という目に見えない敵をも抱え込むことで、明るい希望が見い出しにくい状況になってしまいました。

現在、大震災からの復興に必要な予算を確保するために、国債発行や増税などの議論が盛んになっていますが、今回の地殻変動によって、日本全国で地震が起こりやすくなっているとも言われますし、放射能の除染や原発周辺の土地対策に要する費用、そして、新潟に続いて紀伊半島でも発生した記録的な豪雨の原因となっている地球規模での気候変動などを考えた時、今後は、数十年という単位で、我が国における災害対策費用の増加は避けられないものとして、覚悟しておく必要があるのかもしれません。

災害が起こる前に問題視されていた、少子高齢化にともなう、年金や医療、介護など社会保障費の財源不足については、今回の震災の復興と今後起こりうる自然災害対策を前提とするとき、ますます深刻な問題として我々の前に現れてくることは確実なことです。

今後、日本の経済成長率の低下によって企業からの税収増加が望めない状況になると、政府に社会保障の充実を要求しても、これまでのように国債という借金に頼れない以上、消費税率の上昇という形で財源を確保するしかなく、結局は国民負担になってしまうと言われています。我々が高齢者になって地域で生き続けるためにはどんな環境や価値観が必要なのか、そして我々自身に何ができるのか、それを、今の段階から真剣に考えて準備しておくしかないと思っています。

10年前の小泉政権の頃、政府にとって都合の良い意味で使われ始めた「自己責任」という言葉。それを、文字通りの意味で、より現実的な重みを持って直視せざるを得ないのが、これからの時代になるのかも知れません。私自身は、そんな現実から逃げずに、最後まで自分自身の夢のために戦い続けて、潔く逝くことのできる老人を目指して努力したいと願っています。


●2011/09/11 Sun メンバーの演奏紹介にご自分の演奏を掲載しませんか

9月9日に、メールでご案内させていただきましたが、ご存じのように、戦うオヤジの応援団では、「メンバーの演奏紹介」のページで皆さんの演奏を随時紹介しています。

ご自分の演奏を聞いてもらう目的で、YouTubeなどの動画投稿サイトをご利用になっている皆さんも多いかと思いますが、応援団の演奏紹介ページでは、皆さんに演奏を聞いてもらうという目的以外に、将来的に地域の団体や自治体と連携して音楽イベントを行う際に、近くの応援団メンバーがどのような演奏をする方なのかを紹介するためのデータベースとして整備するという目的を持っており、そのために地域ごとに、簡単にわかるように掲載しています。

この紹介が地域で役立つようになるには、事務局の体制整備が必要になりますので、もうしばらく時間がかかるかとは思いますが、ぜひ今のうちにご自分の演奏を掲載しておいてください。

演奏の掲載を希望するメンバーは、ニックネーム、住所、生まれた年、演奏する音楽の特徴、演奏曲を書いたメールに、mp3形式で録音いただいたデータと掲載する写真を添付して事務局までメールでお送りください。事務局で編集して掲載させていただきます。

また、オリジナルの曲を他のメンバーの皆さんにも演奏してもらいたいというご希望がございましたら、歌詞とコードをお送りいただくことでPFD形式のコード譜にして掲載することも始めましたので、既に音源を掲載している皆さんも、併せてご利用ください。

以前は数万円したハンディレコーダーも、今では1万円程度で十分な機能を持ったものが手に入るようになっています。レコーダーを検討される場合は、「サウンドハウス」のHPなどを参考にしてみてください。

なお、カバー曲の場合はJASRACにストリーミングという条件で使用料を支払っておりますので、オリジナルでなくとも、著作権については問題なく掲載できます。また、オリジナルの場合はダウンロードできる形ので掲載に、順次変更しております。


●2011/09/06 Tue SP静岡の路上ライブが、新聞で紹介されました

9月4日(日)、当日は台風の影響で開催か中止かで一転二転したのですが、結局、開催場所(ペガサート)の強い要望で、時折大雨の降る中での開催となりました。通行人は少なかったのですが、各自知人を呼んだり、お店の方が応援してくださったりで、終わってみれば「やってよかったね」と皆さんに喜んでいただけとのことです。当日の様子を、翌日の静岡新聞朝刊でご紹介いただいたのが、以下の記事です。

規模は小さくとも、地元のオープンな空間でライブを続けていくことで、徐々にではあっても、確実に地域の活性化につながっていくと思います。スタッフは準備が大変だったかと思いますが、地域のメンバーの皆さんにも協力していただくことで、今後とも継続していければいいですね!
  

 
●2011/07/26 Tue 前向きな気持ちになれるまで、もうしばらくお待ちください

震災以来、久しぶりの書き込みになります。

本来であれば、2011年度の活動計画や今後の展望などを、メンバーの皆さんに向かって前向きに表現しなければならない時期なのですが、震災以降の政府の身勝手ぶりや原発事故の放射能汚染不安で国民が右往左往している様子を感じながら、なかなか前向きになれない状況が続いています。

そして、じっくりと応援団の将来を考えることを避け、日常的な登録・更新作業や「日本の愛唱歌」の歌詞とコードをワードで作成するという単純作業の中に逃げ込んでいる自分があるような気がしています。

こんな時こそ、近くのSPに出かけて、皆さんが楽しく自己表現している姿を見ながら元気をもらえば良いのでしょうが、何となくそんな気分にもなれないまま4ヵ月が過ぎた次第です。

きっと、単純なきっかけで気分も浮上することができるかと思っていますので、もうしばらくお待ちいただきますようお願いいたします。


2011/03/28 Mon 関西SP西宮が地元の地域情報誌に紹介されました

関西SP西宮では、2月14日に「ともも」という地元の地域情報誌に取材を受けていたのですが、その記事が本日(3月28日)、掲載されました。「ともも」のホームページでは、以下の写真以外にも紹介されていますので、ぜひご覧ください。

※写真をクリックすると大きなサイズでご覧になれます。
 

 

2011/03/16 Wed 東北関東大震災への支援とイベントの実施について

3月11日に発生した東北関東大震災で、東北地方を中心に甚大な被害が発生しました。この未曾有の地震・津波で犠牲になられた方々に深い哀悼の意を捧げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

今回の地震は、これまで我々が経験したものと違って、被害が東北から関東北部へと広範囲に及ぶと同時に、被災された皆さんの数も想像を絶する悲惨なものがございました。まだ被害の実態さえ把握できない状況ですが、本格的な復興までには何年もかかるものと思われます。

今回の地震に対する私どもの対応につき、何点かご説明させていただきます。

1.救援金は「日本赤十字社」に直接お願いします。

今回の震災に関し、戦うオヤジの応援団を通じて救援金を募集することも検討いたしましたが、皆さんからの救援金を責任を持って被災地に届けるためには、信頼できる専門の機関に委ねる必要があると判断いたしました。メンバーの皆さんの救援金は日本赤十字社に直接お送りいただくようにしてください

また、今後SP等でチャリティー的な活動を検討する場合も、誰の責任でチャリティーを行うのかを明確に示した上で、日本赤十字社への送金方法等を具体的に案内するようにしてください。これから、救援金募集名目の詐欺が増えてくると思われますので、その点を十分にご注意ください。

2.SPのイベント実施は、世話役の判断にお任せします。

今回の震災で、練習会などを自粛する動きもございます。地震直後は、安全性確保の観点からの自粛は仕方ないものがございますが、我々が集まるのは、音楽を演奏することが目的ではなく、音楽を手段として互いの立場を理解する姿勢を持つということが目的です。その意味からは、練習会などで仲間が集まって意見交換することによって、今回の震災で困っている皆さんの状況や気持ちを共有し、そんな皆さんの辛く長い戦いを応援する方法を検討することが重要なことだと認識しています。

また、地震以来、コンサートを中止しているケースがたくさんございますが、その背景にあるのは、実施しても集客ができずに赤字となる、あるいは、コンサート中に大きな余震が来た場合に観客に対する補償が発生するというような経済的及び主催者責任の問題から判断しているものと思われます。

そういう意味では、一般の皆さんを対象としたイベントは、地震活動が終息して安全が確保されるまでは控えたほうが良いケースもあるかと思いますが、個人のネットワークである「戦うオヤジの応援団」の練習会などにメンバーが自発的に集まる場合、何かあったときの責任は個人にあるのが原則ですので、コンサートの自粛と同列に判断する必要はないと思っています。

戦うオヤジの応援団の実際の活動は、各地のSPで行われていますので、イベントの実施判断につきましては、世話役を中心としたメンバーの皆さんの判断で行っていただくことになりますが、今回の地殻変動は前例のない大規模なものであり、今後、余震がいつまで続くのか、あるいは数多く存在する活断層への影響なども予想がつかないという現状を前提とする時、メンバーの皆さんの自己責任に基づく活動だということを再認識しておかないと、地域によっては何ヵ月も活動を自粛するということになりかねません。

今回の地震の直接被害に遭っていない皆さんは、いたずらに委縮することなく、余震や誘発地震に備えながらも力強く日常生活を送ることが、悲惨な被害に遭った皆さんの一日も早い復興支援につながるという自覚を持って、「戦うオヤジの応援団」としての私たちの活動につなげていただければと願う次第です。


2011/02/13 Sun 応援団(SP)主催イベントの考え方について

最近では、応援団のSPも全国に数多く設立され、各地で練習会や交流会だけでなく、分科会なども開催されるようになりました。そこで、応援団主催イベントの考え方について、少し整理しておきます。

【応援団主催かどうかは、参加者の構成と使用している店との関係で決めてください】

各地のSPでは、普段はフォーク酒場やライブハウスとして経営している店を使用して練習会や交流会を行うことが多いと思いますが、応援団主催という場合、店を時間で借り切って応援団のメンバーや紹介者が主に参加するイベントを指しており、そのイベントについては、イベントカレンダー地域のSP掲示板で告知することになります。

最近ではSPとして複数の店を利用してイベントを行う場合も見られますが、お店の通常の営業時間帯に一般のお客さんと共に楽しむ音楽イベントを紹介する場合は、応援団の主催イベントではなく、メンバーの関係しているお店が主催しているイベントとして、「メンバーのイベント・ライブ案内掲示板」を主に利用してください。(世話役の了承を得ている場合は、SPの掲示板で紹介しても結構です)

メンバーの多くの皆さんは、普段からいろんなお店との付き合いがあるかと思います。そんなお店の活動を個人的に応援することは、地域の音楽文化の活性化促進の観点からも大切なことですので、大いに実施していただきたいと思いますが、それらの活動をイベントカレンダー等に応援団主催イベントと共に掲載し始めると、応援団の主催で行っているのか、店の主催で行っているのかがわからなくなってしまいます。イベント実施の責任の所在を明確にする必要性からも、以上のように分けて考えるようにしてください。

また、ライブの場合は、大半の出演者が応援団メンバーであり、運営をSPの世話役などのメンバーが責任を持って行っている場合は、観客として一般の皆さんに参加を呼びかけても応援団主催イベントとして紹介いただいて結構ですが、有料で一般顧客を対象とするイベントの場合、主催者に音楽著作権使用料支払いの問題が発生しますので、主催とすべきか、協力とすべきかなどをよく考えて決める必要があります。


●2011/01/30 Sun 設立から10年…応援団の存在理由を整理する必要がありそうです

応援団ができた10年前には、フォーク酒場もなく、ブログというコミュニケーション手段もない時代でした。
応援団の練習会でマイクを使って演奏できることが新鮮であり、応援団のホームページにある掲示板やチャットもにぎわいをみせていたものでした。その後、全国にフォーク酒場のようなアマチュアが気軽に演奏できる場所が数多く誕生し、mixiのように自分のホームページがなくとも手軽にコミュニケーションが可能な手段が登場することになります。

そして今、音楽が好きな皆さんはmixiなどを通じて自分で仲間を増やし、そんな仲間と一緒に演奏ができる場所を使ってライブも自由に楽しめる時代になりました。

そんな社会環境の変化が起こっているなか、「戦うオヤジの応援団」の存在理由についても再考し、継続すべき機能と、やめてしまってもいい機能を整理する必要がありそうです。

フォーク酒場のような場所があるのに、どうしてSPが必要なのか…。地域の仲間が集まって交流するのが目的ならば、どうして全国的なネットワークを維持する必要があるのか…。音楽を仲間と楽しむことが目的のメンバーが多いのであれば、NPO法人という組織形態を維持する必要性はどこにあるのか…等々。

整理すべきことはたくさんありそうなのですが、多様化したメンバーの皆さんの要望を満たそうと思うと、時間的にも能力的にも、具体的な変化を遂げることは難しいのが現実です。

複雑なことは考えず、今のままの方向性を維持する努力をすべきなのか、応援団が存在する目的をより明確化し、その目的に共感する皆さんだけに応援団に残ってもらうことで、一旦、応援団の規模を縮小した上での再出発を図るべきなのか。

10年の重みを感じながら、徐々にですが、実際にできることを整理してみたいと思っています。
なお、その過程ではいろんな迷いが生じますので、一貫性のない表現になることもあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。


2011/01/06 Thu アマチュアミュージシャンの特権!

皆さんは、アマチュアミュージシャンの特権って何だと思います?

プロだと、生活を維持できるだけの回数のライブやコンサートを行う必要がありますし、いったん引き受けた以上は、気分が乗らなくとも、体調が思わしくなくとも、必ず予定は守る義務があります。しかも、来ていただいた皆さんのために、2時間程度の時間を期待を裏切らないように(多少の手抜きは許されるにしても)演奏する必要がありますし、お客様に何度も来ていただくためには、新たなオリジナル曲を絶えず数曲は用意しなければなりません。

さて、我々アマチュアの場合はどうでしょうか。ライブやコンサートは出たいと思った時に演奏すれば良いものですし、調子が悪くてドタキャンしても、次から参加しづらくなるだけで、金銭的な迷惑をかけるわけではありません。しかも、応援団の練習会のような場では、時間的に3曲も演奏できるようになれば十分ですので、いろんなSPの練習会に参加するようにして、同じSPには年に1回か2回程度にしておけば、毎回同じ曲を演奏していても飽きられるようなこともありません。

このように、好きな時に好きな曲を演奏できるのがアマチュアの特権であり、全国にSPという交流の場がある応援団では、3曲程度を徹底的に練習しておけば皆さんに喜んでいただくこともできます。

よく「応援団に参加したいけど、敷居が高くて…」というようなことをおっしゃるメンバーがいます。確かに、お酒を飲んで皆で楽しく過ごすことを目的として、他人の演奏をあまり聞いていないフォーク酒場のような雰囲気とは違って、練習会に参加するために皆さん自宅で練習をしてきますし、ステージでは緊張もするとは思いますが、初めて参加するときの演奏は1曲だけで十分なのです。場を作ることなど考えずに、一生懸命に手を抜かずに演奏する。それができれば、多少の失敗はあったとしても、演奏の後に壮快な気分を味わえることは間違いありません。

一度、そのような体験をしてしまえば、次に参加するまでにもう一曲練習しようという気持ちにもなりますし、3曲も演奏できるようになれば、全国どこのSPに出かけていっても大丈夫です!

まだSPの練習会や交流会に参加したことのない皆さん、今年はぜひ1曲、自分らしさを出せる曲を練習していただき、SPの扉を叩いてみてください。きっと、これまでと違った人生が開けてくると思います。


2011/01/03 Mon 今年もよろしくお願いいたします

 今年は経費節約のため、皆さんに年賀状をお送りできなかったのですが、いまいずみさんからは今年も賀状用イラストを描いていただきましたので、この場を借りてご紹介いたします。(必要に応じて、リンク先の大きな画像をダウンロードして印刷してください)

 このイラストは、日本独自のフォークが始まった1968年の頃の世相を表現してして欲しいとの要望に応じて描いていただいたもので、「オヤジになった自分がギターを弾く事によって昔の自分を思い出している・・・思い出しているというよりも歳をとった自分のなかにまだ、あの頃の自分がいるんだ」というのがテーマだそうです。


 今年で戦うオヤジの応援団は設立10年となるのですが、音楽という手段を通じた自立した個人のゆるやかなネットワークを形成することで、閉塞感の強い現代社会を生き抜く力を共有するという目的をもった組織として、今年も初心を忘れずに、必要な環境を整えて行きたいと思っています。

 戦うオヤジの応援団は、仲の良い仲間が楽しむためにあるサークルと異なり、これまで互いに会ったこともない皆さんとの新たな交流を目指した、社会に開かれた存在であるということを基本としてしています。

 各地のメンバーが主体的に運営している「SP」でのイベントは、ネットワークを構成するメンバーの出会いの場であり、地域に開いた音楽活動開始に向けたコミュニケーションを活性化させるための手段であることを忘れずに、自分自身が演奏することに満足することにとどまらず、まだSPに参加いただいたことのない皆さんにも共に楽しんでいただくためには何が必要なのかを考え、仲間を広げる工夫をしていただきたいと願っています。

今年もよろしくお願いいたします。