2004年10月6日
<エッセイ一覧へ>

「勝ち負けはヤだな、たいがい一生懸命
やってんだ、ツレーじゃねーか」
 
(でじとむ/49歳/神奈川)


どうも、でじとむを名乗っています相澤と申します。
こちらへ入会された他の皆様同様、音楽が好きでギターが好きで去年「戦うオヤジ応援団」に入れていただきました。

入会して嬉しかったことは新たな知己、友人を得たことです。
ご多聞に漏れず「音楽生活再開組」の私は、自作の楽曲を自宅録音してCDRに焼いたものを「オヤ応」で知り合った方々に、傲岸不遜にも配りまくり、「おーどうだよ、スゲーだろう」と可愛げなく振る舞っていたのですが、そういう不逞な私を暖かい眼差しで、「おう、イケテルじゃねーか、でかい態度は大目に見てやろうか」という太っ腹な皆さんにめぐりあえたことは実に有り難いことでした。

学生時代以来30年の時を経てはじめて一人で人前で歌ったのがパタータの忘年会でした。
おかげ様でつまらん自信持っちゃいまして、地元で音楽できる、聞ける“場”を作ろうと定期的なライブを開催し、11月には5回目を数える「サウンドナイトショー」の主催をはじめました。
このイベントは、発表の場の少ないアマチュアミュージシャンに“場”を提供し、音楽好きなリスナーに楽しんでもらうことを目的にはじめたのですが、会場となる「お店」探し、ライブの準備、出演者のブッキング、集客、後片づけにいたるまで一人でやるとなかなか骨が折れることばかりです。
それでも、聞きに来てくれる人達が楽しんでいるのを見ると、またやろうって気分になります。

もともと、面倒臭がりで飽きっぽい私が、こういったイベントを続けていけるのも「戦うオヤジの応援団」で知り合った皆さんの、音楽に対する真摯な態度を目の当たりにして感化されたせいだと思います。
人生の残り時間も減ったことだし、ここらで出来ることは積極的にやっていかないと。そう考えるようになりました。

ただ、「戦う」ということには「勝ち負け」がついて回りますね。私は若い頃から「闘争心」も足りなくて、「勝った」「負けた」で生きて行くことが好きではないのです。父親には成人してからも甘っちょろい奴だって言われていましたし。
戦争もなく、大きな災害に遭うこともなく、この国の経済発展にあわせて育ってきた私は、ただただ時の運に恵まれていただけなんでしょうね。

「オヤ応」には同世代の方が多いので、同窓会の様であったり、高校生の「部活」の様であったりで、とにかく楽しめます。例えば「君の時間は石だ、僕の瞬間は花だ」って言えば知ってるよ〜♪って人がいるんですよここには。(=^^=)V


エッセイ一覧へ→
トップページに戻る→