2004年10月7日
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「ギター達の性格」
 
(ゆうどう/42歳/静岡)


1999年製D-45SQ、ブレイシングのはがれ、指板のはがれ、
指板のバインディングのはがれ、
修理しながら、5年たち、やっと最近少しずつ鳴ってきた感じです。
一応、D-45らしき音がします。
これがD-45なんだなぁ。良いですよ。

1971年製D-28、これが70年代の音なのかなぁ、と思いながら弾いています。
サウンドホールの中から、良い香りがします。
うれしい。

HEADWAYのOMタイプのギターも、素晴らしいです。
材料の黒檀もスプルースも、ホンジュラスマホガニーも、
百瀬さんが、真面目に選んで真面目に創られたギターだと思います。
ネックボディとも、歪がほとんど出ません。
少しCollingsに似てるかなぁ。
5mmくらい胴が深いですけど。
私のギターは、セッティングをかなり追い込んであります。
弾くのに勉強になるギターです。
真面目な音がします。良いです。

1962年製J-50は、プラスティックブリッジで、セラミックサドルです。
楽しい音です。楽しいギターです。弦を張ると、トップが膨れます。
少しいい加減で、大好きなんです。

塩崎さんのOO-85も素晴らしいギターです。ノックアウトされました。
素晴らしい音です。これも弾くのに勉強になります。うれしい。

色んな場所へ行って、楽しんで、家に帰った時、ホッとしますね。
それが、1971年のD-28のような気がします。
フーっとため息を、ひとつついて、一服するような。
やっと、帰ってきたぞーみたいな。

もちろん、一番ホッとするのは、妻といる時と、しておきましょう。
感謝。感謝。



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