2005年1月30日
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「音楽と仲間」
 
(カンベエ/49歳/東京)
 


その昔、「いいんだけれど、あとは音感とリズム感だね」なんて言われた気がする。でも、いいのさ、好きなんだから。

いまでも、チューナー無しでのチューニングはかんべんだし、リズムキープも自信がない。コードもまともにとれない。でも、いいじゃん、楽しいんだから。

学校出てから25年以上、その間も一人のときはMIDIなんかで散々遊んでた。いまは学生時代の仲間とバンドを組み月一のペースで練習なんかしてる。社会的にはそこそこの人間の集まり(のはず。そこいらへんはあまり追求はしない)ではあるが、ミュージシャンとしては問題児が私を筆頭に何人もいる。でも、そこいらへんもまた、あまり追及せずに「ヘタウマ」をめざしてぼちぼちとやっていこうと思っている。

ことの始まりは10年位前のOB会だった。当時会社でe-mailなんてものが初めて導入されメンバーの一人とアドレスの交換をしたのが最初。だんだんメール仲間が増え、宴会やろう⇒カラオケ行こう⇒ひさしぶりに楽器いじってみない⇒バンドやろうという予定調和とも思える流れ。

サラリーマンなんて職業を長くやっていると、年賀状の大半が会社関係になってしまい、残りは親戚と昔の友人。この貴重な昔の友人たちとの関係をつなぎとめてくれている音楽、そいつをかんたんに手放すわけにはいかない。

そしてこの応援団のおかげで新しい友人もたくさん出来そう。バンドでは主にBass担当だが、応援団では弾き語りか・・・。

考えてみると、ギターを弾きながら1曲歌いとおした経験はほんの数曲しかない。ままよ、夜の蒲田での歌唱力は定評のあるところではないか! 
でも、家ではまったく声が出ない。いや、出せない。出そうとすると攻撃される。そうか、これが「戦うオヤジ」のいわれか。

皆さんはどんな戦況のなかで練習を続けているのだろうか。なに、私だとて負けはせぬ。なんとか、レパートリーを増やして皆さんにご披露せねば。

謙虚に始まったはずのこのエッセイもだいぶ前向きになってきた。

よし、今年ははじけるぞ!
バンドのメンバー、そして応援団の皆さん、よろしく!

 
 
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