2007年1月30日
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「いつまでも変わらずにあるたった一つの自分、
ギターかなあ、、、」
 
(NORI/1953年生/東京)

「今日の仕事は辛かった、、、」
年端も行かない中学生が歌っていた歌。
「ベンベコ、ベンベコ五月蝿いわねえ」
毎日母親から言われていた、ギターの音。

1953年生まれ、今年53歳。自分では年齢の自覚全くなし。
未だに、あの時のガット弦のギターがいつも側にあって、
ベンベコ、ベンベコと弾き、唸っている。

この「鈴木」としか書いていないギターの音が好きだ。
いい音とは言いがたいギターとの付き合いは30年以上にもなる。
PPMから岡林、西岡たかし、拓郎、こうせつ、揚水、さだまさし、
チューリップ、千春、小椋 佳、中島みゆき、いったいどれだけの音を知っているのだろう。
弾き手がよかったら、もっといい音してるのかもね。
いつの日か気が付いたら、ボディーは飴色になり、音はセピヤ色になっていた。

拓郎の高円寺を聞いて、大学時代は高円寺に住んで、吉祥寺の「ぐわらん堂」に通い、学校もいかずに、「陽水のセンチメンタル」に浸り、卒業して新宿に住み、「神田川」を歌い、サラリーマン歌手をまねて小椋 佳を歌い、中島みゆきを歌い女心の機微を知る。
そして今は、、、がはは、、同じだあ、、、。
今は少し好い人ぶって「たしかこと」を歌っている。

来月「東京マラソン」42.195走ります。初マラソン、初完走を目指してぐわんばりまっす。何歌いながら走りましょうかね。





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