2007年2月1日
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「遠近両用メガネ・・そして爪」
 
(なかちゃん/48歳/東京)


病気は人を変える、驚くほどに変えてくれる。
一昨年、昨年と二度入院手術をした。
人間何が起こるか判らない・・幸い神様はまだ生かしてくれるらしい。

僕にとってギターとは内的な物だった。
自分の周り半径1〜3mで鳴って居てくれれば良かったのだ。
好きな歌・アコギの優しい音色、それだけで充分だったのだ。

外に対して自分を表現する場はスタジアムだけで良い、みんなと浦和レッズをサポートしていれば良かったのだ(肉体的、金銭的には、結構きついのだが)浦和レッズ第一の生活が楽しいのだ。

しかし、人生には限りが有る事を知ったのだ。
やりたい事・やらなくちゃ、好きなだろ〜

そして、ギターである・残りの人生あと何年何十年かは知らないが、好きで好きで大好きな物で表現したい、ギター好きの仲間と過ごしたい、語り合いたい。               
人見知りな自分にそんな事出来るのか?
出来るのだ・病気前→後、変わったのだ変身したらしい。
何にも怖いものなど無くなった自分がそこに居た。

さて、爪である・・遠近両用メガネにしたのは二年程前である。
指板が、弦が、ぼやけるからだ。(大変な出費)
爪は伸ばしていなかった。必要なかったのだ、自分が自分だけが気持ち良ければ良かったのだから、でも人に聞いてもらおうと思ったら、丁度良い長さにのばさねば良い音など出ないみたいだ。(そんな事も知らなかった)今?もちろん手入れに余念がない、透明マニキュアなんぞを愛妻?買ってきてもらったのだ。(こんな事自分におこるとは)
ヤスリを掛けるのも日課になった・・ルンルンルン^^

僕のギターライフ・・ホップステップジャ・・・・??
家族は大変だ、ギターの音量が二倍になったのだ、
そして僕の楽しみも・・二倍三倍になってゆく。




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