「性懲りもなくいまだにギターを弾いている。」 
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                  | (YO-RI/1955年生/東京) | 
                 
                
                   
                   
高校2年の時に同級生から誘われて歌を歌うようになった。 
                  サイモン&ガーファンクルや赤い鳥、バズ、ブレッド&バターなど、2年ほど一緒にやった。主なレパートリーはS&Gでボクはガーファンクル役。ギターを弾く必要はなかったが、相方がいとも簡単に弾いていると当然やりたくなる。
                   
                   
                  しかしギターは高い。手持ちのお金など当時の高校生にはない。 
親に頼み込んで、12000円のギターを月々500円ずつ返済する約束をし、立てかえてもらった。 
 
                  ギターの師匠は相方。そして新譜ジャーナルやガッツ。 
ジャンル問わず手当たりしだいにいろんな曲に挑戦した。 
ストロークやアルペジオ、さらに3フィンガーやカーターファミリーピッキングなどにも。 
 
                  Fのコードが大変だったけど、弾けるようになりたいと思う気持ちの方が強く、毎日手が痛くなるまで練習していたら、ある日突然出来るようになった。そうなると次はB♭だ。これは人差し指バレーと残り3本で押さえるやり方ではなく、中指一本でべちゃっと押さえるほうが楽だとわかり、またそればかりトレーニングした。 
                   
                  けっこう上達は早かったと思う。 
 
                  ギターを始めて3ヶ月目に学園祭に出た。さらに半年後、地元放送局のラジオ番組「歌え、若者」に出て4曲演奏した。 
 
思えば怖いもの知らずだった。 
 
                  あれから37年。いまだにギターを弾き、歌を歌っている。ギターの腕はその時で止まったまま、いっこうに上達する気配がない。 
 
しかしそれでもいいのだ。 
                   
                  行きつけのカフェで時々「フォークソングを歌う会」をやっている。現在の相方はピアニカ奏者だけど、今度、当時の相方が来てくれることになったので、なんと35年振りにフォークデュオ「ブックエンド」の復活だ。 
 
ちゃんとやれるかな・・・・、ハモれるかな・・・・。 
 
                  まあいいか、そんなことは!怖いもの知らずはまだ続いている。 
 
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