2010年4月27日
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初心者の為の「アコギを弾きやすくする工夫」
 
(エイジ/1965年生/島根)


今回は、まだまだアコギ初心者の私が、いかに手持ちのギターを「あまりお金をかけずに」弾きやすくして、指が痛くならずにアコギを楽しむことができるのか、について考えたことをエッセイとして書かさせて戴きます。

初心者の方というのは、まず力を掛けない押さえ方はできません。その結果、すぐに指が痛くなってしまい挫折する方が多いと思います。なので、極力、指の負担が少なくて済む弦がいいと思います。鉄弦であれば、弦の太さは「エキストラ・ライト」がいいでしょう。私も左指の腱鞘炎で、一度、挫折した直後は、これにしました。あるいは、さらに緩い感じの「コンパウンド弦」というのもあるそうです。使ったことは無いですが(^^;) 。

また、フォーク・ギターでも、クラシックギターと同じナイロン弦が張れる「フォーク・ナイロン弦」という弦があります。この弦は、クラシックギターのような音を出したいのもありますが、何より、鉄弦に比べて指への負担が、かなり少ないので、どういう指の運びにしようか考えながら弾く時など、ついつい左指に余分な力が入ってしまう場合に使うと、とても良い感じです。

で、ここから、さらに弾きやすくする工夫があります。

それは「カポを2フレットに付ける」というものです。カポとは、カポタストの略です。(カポは、同じ指使いのまま、お手軽にキーを変えられるので、初心者には必需品ですね)。

そうすると、もともと弦高が高くて、押さえにくいギターでも、カポを付けることにより、弦高が下がり、特にバレーコードとか、押さえやすくなります。あと、通常の状態で弾くより、高いフレットで弾くことになるので、フレット間の幅が短くなり、指が長くない人でも、かなり押さえやすくなります。

そして、このカポを付けた状態で、さらにチューナーを使って、レギュラー(普通の)チューニングにします。すると、通常の状態より弦を緩めることになるので、さらに、ユルユル感が増して、押さえやすくなります。

1.フォーク・ナイロン弦を使う。
2.カポを2フレットにはめる。
3.カポをつけた状態でチューニングし直す。

以上のことをやれば指への負荷はとても少なくて済むので、初心者の方や、なかなか練習時間が取れなくて指先が固くならない人など、「指が痛くて挫折してしまいそう!」という方は、ぜひ一度、試してみて欲しいと思います。

余談ですが、初心者の場合は、「弦は最低でも1ヶ月、あるいは音が悪くなったらすぐ替えるべき」といった意見は気にしないで良いと思います。サビたり、カビたり、触って気持ち悪かったり、弦を外してギターを掃除したい時とか、必要最低限でいいと思います。とにかく弦が「死んだ」状態でも音は出ますし、初心者の場合は、音を気にするより先に、慣れることが大切だと思いますので。

ちなみに、「死んだ」弦でも、レモンオイルで弦を拭いてやると多少、音が復活してきらびやかになったことがありました。そろそろ替えたいなーと思ってる方は、ぜひ交換する前に、お試しあれ♪

以上、長々と書きましたが、このエッセイが、皆様の楽しいアコギ・ライフの為に少しでもお役に立てば幸いです。





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