思い出の曲&映画「なごり雪」 |
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(富山のひらい/43歳/富山) |
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私がギターを始めたのは中学一年生の時。親戚のお兄ちゃんが弾いていたギターを見て、「僕にも教えて・・・」と言ったのがキッカケです。
私の中学生の頃はいわゆるフォークソングの全盛期でした。かぐや姫、吉田拓郎、井上陽水など・・・。中でもかぐや姫が好きで、ギターで練習するといったら彼らの曲。「22歳の別れ」などを一生懸命練習したものです。
かぐや姫といえば「神田川」「妹」など名曲が数多くありますが、その中でも私にとって好きな曲と言えば「なごり雪」です。
「なごり雪」は今から30年程前、正ヤン(伊勢正三)が作詞・作曲し、イルカがカバーして大ヒット!今は彼女の歌として定着しています。正ヤンが"生みの親"、イルカが"育ての親"と言ったところでしょうか?70年代フォークの中では最も幅広い年齢層に好まれている歌のひとつだと思います。
平成14年(2002)に大林宣彦監督により、大分県臼杵を舞台として「なごり雪」が映画化されました。
・・・妻が出て行った後、一人ぼっちで自殺願望と戯れている梶村祐作は、五十歳を迎えようとしていた。ある日、故郷の旧友の水田健一郎から電話があり、「妻の雪子が死にかけているから帰ってきてほしい」28年ぶりの古里臼杵に帰った祐作に「あの日」の思い出が蘇ります・・・
若手俳優が演じる青春時代の懐古シーンと現代とが上手く絡み合い、それが臼杵の叙情的な風景をバックにテンポ良く繰り広げられ、大林作品特有のやわらかくて温かい雰囲気が涙を誘います。
平成14年12月、富山県民会館で「なごり雪スクリーンコンサート(映画上映と、大林監督&正ヤンのステージ)」がありました。
その時、フォーク歌手の伊藤敏博さん(代表曲 さよなら模様)と知り合いであることから、コンサート前に一緒に楽屋におじゃますることができました。
憧れの正ヤンはイメージしていたとおりとても優しい方で、しばらくの間お話もできましたし、快く写真撮影やサインに応じて下さいました。
このような事もあり「なごり雪」は私にとっては思い出深い曲であり、また、映画になったわけです。
それぞれの人が持っている青春時代の想い出の扉をそっと押し開けてくれるそんな映画「なごり雪」・・・是非一度、ご覧下さい。
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