2004年8月4日
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「柏デビュー!?」
 
(元気くん/47歳/福島)
 

ギターを初めて手にしたのは、確か中2の頃。
いとこの持っていたギターと私のカメラを交換した。その頃は、フォークギターとクラシックの違いもわからず、「ハ長調」の音階を覚え最初に弾いた曲は単音弾きの「荒城の月」。コードというものを知ったのはしばらく過ぎてからのことだった。

高2の時には、他校の文化祭にも押しかけて行って歌っていた。
高校を卒業してから数年後、思想闘争がらみの音楽団体で歌っていた。
プロに和声学、声楽、指揮法を習い、ロックバンドとフォークバンドをかけ持ちで、職場では吹奏楽部の顧問をし、音楽漬けの毎日だった。
その頃、何年もの間の憧れだった3ピースバックの「MARTIN D-35」を半年分の給料で手に入れた。雨の日も炎天下でも、もちろんステージでもこいつは良く鳴ってくれた。

あれから25年。
いまだにバンドはやっているものの、仕事や生活に追われD-35を弾くことがほとんどなくなっていた。
そんなとき、「戦うオヤジの応援団」を知り、早速入団した。(100番位か?)
山下さんや東田さん、応援団メンバー皆さんの心意気が伝わってくるような気がして、指が痛くなるまでMARTINを弾いた。ライブでもアコギで歌わせてもらうようになった。やはり気持ちがいい。

最近、junさんのアドバイスで、ブリッジピンを「ブラス」に替えてみた。D-35はパーツの材質が違うだけで音の変化が顕著であることを実感した。近い内にサドルも交換してみようと思っている。良い情報が有れば是非ご教示願いたい。

現在、密かな企みを持っている。それは、「柏デビュー」。
「忙しい、忙しい」と言ってるだけで、まだ一度も行っていない。
「時間は作るものだ」と分かっているが、なかなか腰が上がらない状態。
東田さんのCDを聞いているうちに、音楽漬けだった昔を思い出した。
気持ちだけは若いときのままで「いつも元気に行きたい」と思っているが、身体の衰えを感じている今日この頃である。
応援団のメンバーとも是非会って話がしたいと思う日々を過ごしている。

いつになるかは分からないが、デビューの際は、お手柔らかに・・・。


 
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