2004年10月18日
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「仙台にて−単身赴任雑感−」
 
(早坂/53歳/宮城)


メンバーの皆さん、今日は。早坂と申します。53歳です。

■私

千葉/習志野、海に近い京葉線の方に家族を残し、今は仙台に単身赴任(2年半)しています。
典型的千葉都民、長年満員電車に揺られる生活をしていましたが、今は快適な(混まない・短時間)環境にいます。
元々出身が山形県なので、言葉や人々の東北人気質とでも言えるような考え方にも、結構上手くアジャストしていると思っています。

■単身赴任

単身赴任は大変でしょうと言ってくれる人もいますが、私、あまり気にせずそれなりに楽しんでいます。あまり大きな声で、家族に聞こえるようには言えませんが・・・・・
学生時代、社会人になっても結婚するまでに自炊生活をしていましたので、炊事、洗濯、掃除と慣れもありましたのであまり気にしません。というより、今は、洗濯は廻せば済むこと、ご飯はそれなりのものがスーパーに、遅くてもコンビにはあるし、手軽にちょちょんと済みます。

■単身赴任の良いところ

もちろん、当たり前のことですが一人で暮らしていますので、気ままに自分の時間が持てること。仕事の後、あまり家族の目を気にせずいれること。
簡単に言えば飲んで、そう何時に帰ろうが気にしなくても良い。
 
家で(家族のいる)、自分では楽器を奏でているつもりでも、よく女房に言われました。「お父さん、近所に迷惑ですから」と。今は、休日であればそう気にせずに楽器が弾けます。クラッシックギターを習って3年、毎日朝出勤前にちょっと練習するのが、貴重な私の練習時間です。こんなこと、家では出来ません。

■単身赴任の大変なところ

精神的な事に尽きると思いますね、私的には。土、日など帰省せずに仙台にいる時に、家で、一人でちょっとお酒を飲み、食事をしていると何となくわびしくなるのです。家に電話したり、人とメールしたりし気を紛らわしますが、結果、何時もの話し相手求めて、何時もの店(飲屋さん、ライブハウスetc)に出かけてしまうのです。
 
結局、平日も同じ事。これでは、お金が貯まりません(もちろん、マイナスです)
 
■単身赴任の結論 

お金さえあれば、結構楽しくやれます。何でもそうか?
 
今、53歳。残りに悔いを残さない人生で在りたいと思う自分に与えられた、何でも出来る、貴重な時間、環境です。
少々良いじゃないですか。少し羽目を外したって。


 
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