2005年3月26日
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電気が走って…
 
(makoto/51歳/鳥取)
 


 1967年、中2の春に兄貴のお下がりのギターを貰ったのが、私とギターの長い付き合いの始まりです。以来、足掛け39年の付き合いとなります。

 とは言っても、結婚後15年のブランクがあり、また、我流で見よう見まねの学習スタイルをかたくなに貫き通してきた結果、人様に披露できる腕も度胸もなく、家族から雑音扱いされながらも、誰もいない部屋でただひたすら、たくろうの歌を歌いながらギターを弾いている今日この頃です。

 こんな私に転機が訪れたのが今から4年前の2月でした。何年ぶりかの東京出張があり、仕事を終えたあと、お茶の水の楽器店を、まだ触ったことのない、憧れであったマーチンの「ギターウォッチング」でハシゴしていたところ、よっぽど物欲しそうな顔をしていたのか、はたまたいいカモだと思われたのか、ある店で強く試奏を勧められました。

 自分の腕と、値段を考え一応は断ったものの、何度も勧められ、思い切って弾かせて貰うこととなり、緊張の中、初めて手にしたマーチンのギターでコードをひとかきした瞬間、体中に電気が走りました。

 今まで弾いてきたギターにはない響きが身体の隅々まで染み込んでいくのを感じました。(いまだに電気が流れっぱなしです!)…気がつけばカードを出し、サインをしている自分がいました。…今ではその時買った2000年製のD35とひょんなことで手に入れた74年製のD28、それとテイラーの814CEなどを弾いては自己満足している毎日です。

 下手は下手なりに、ストレス解消、精神安定、リフレッシュ等々、効能は確かなものがあります。初めてギターを手にした時から、今も変わらない感動を与えてくれるギター。これからも大切なパートナーとして付き合っていきたいと思っている今日この頃です。

 
 
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