「悪い癖」 |
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(でっしん/39歳/千葉) |
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私は友人から「道楽者」と言われます。自分自身では決してそうは思っていないのですが・・・
確かに趣味は広範囲に及びます。幼少の頃の切手・古銭集めに始まり、スキー・テニス・ラジコン・オーディオ・車等々、近年では単車・釣り・写真そしてギターが現在も進行中であります。何れにも共通する事としては、その行為をする事よりも道具を楽しむウエイトが大きくなってしまい、どんどん増殖してきます。所謂、収集癖というヤツであります。せっかくの道具も、技量と所有量を比較したら遥かに所有量が上回ってしまうのですが。
今まで色々なものが我が家にやってきました。釣りの疑似餌、古ぼけた写真機等々・・来ては去り、去りは来てを繰り返し、扶養家族として今も多数が鎮座しております。
さすがにギターは高価ですから、他の趣味のようにはいきませんでした。しかし、最近顔を出させて頂くようになったパタータでの「練習会」、ココには大きな落とし穴が仕掛られていました。美味しい食事と皆さんの素晴らしい演奏、経験豊富な方々の体験談等色々な情報収集がででき、とても楽しい時間を過ごせるのです。それに今までは、遠巻きに見ることしか出来なかったような最高級器や戦前物、ゴージャスなカスタム物がゴロゴロ(失礼!)しており、それを見・聴・触と出来るものですからまさに夢のような世界です。
それからというもの、
「弾語りをやるなら・・」(音痴だろ!)
「インストはやっぱり・・」(そんな腕、どこにあるんだ!!)
「マイクを通すことも考えたら・・」(人前で弾く度胸なんてあんの?あがり性が!!!)
などと葛藤するも、押さえ込んでいた収集癖はエンジン全開フルブースト・・・強烈な加速を見せ、現在では1週間日替メニューの状態となってしまいました。
幸い現在のところはもうひとつの持病である「古き良き道具への探究心」がまだ発症しておりませんが、過去の例からするとそろそろ秒読み段階に・・・
やっぱり、道楽者なんでしょうか。苦悩はまだまだ続きそうです。
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