2005年5月21日
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EliteからS−71まで
 
(ピュージ/43歳/北海道)

 

私とギターとの出会いは小学5年生くらいだったと思います。
うちの家族は父、母、私と妹、弟5人家族でしたが、父の兄夫婦、
祖母、父の弟、妹、なんかが一緒に住んでいて、たくさん人がいて、
父の弟がガットギターで「禁じられた遊び」を弾いていたのが
最初の思い出です。
そのときは「こんなきれいな曲があるんだなー」と子供ごごろに思いました。

そのうち中学に入りフォークギターを買ってもらいました。
メーカーは「Elite」といって聞いたことがないメーカーでした。
値段は2万円くらいだったと思います。

そのギターは今も元気ですが、この前、指板を清掃していたら
ネックの側面にあるプラスチックが5フレットくらいまではがれて
しまいました。
なにせ30年前のギターですから、フレットも減ってきてちょっと
ビビリますが、まだまだ使えます。
本当はリペアに出したいのですが、買った値段を考えるとちょっと
迷うところがあり、アジャストロッドを回す程度はできるのですが、
そのうち自分で何とかフレット交換、ナット交換、サドル交換できたらなー
と考えています。(全然リペアの経験はありませんが...)

中学の時はフォークソング全盛で、かぐや姫、ふきのとう、井上陽水、
小椋佳、グレープなどなどですが、
私がはまったのは「N.S.P」でした。
知っている方は知っているでしょうが、あのすべてに於いての
「情けなさ」が良かったのでしょう、懐かしく思えます。

早速中学2年生の時にギター2人、ベース1人でバンドを組みまして、
「N.S.P」ばかりやっていました。

やがて高校に入りフォークソングから海外のロックに興味が移り
エレキギターを買いました。
アリアのレスポールタイプです。これも安物でした。

20歳くらいから、だんだんとギターから遠ざかり、
20代後半に今度は「BonJovi」をやりたくなり
クレイマーのギターを買いました。(5万円くらい)
そして2万円のエレキベースも買いました。

30歳になってフェルナンデスのギター(6万円くらい)を買い、
さらにモーリスのアレアコ(8万円)を買いました。

次に子供が生まれて少ししてからフェルナンデスのZO3を買いました。

このように書くと結構とぎれなくギターを弾いているように思われますが、
実はギターを買って弾くのはだいたい1ヶ月から3ヶ月くらいで
後は物置にしまっていました。

去年から南澤大介さんの「ソロ・ギター」にはまりました。
あまりうまく弾けませんが、これは結構長続きしています。

少し前まではモーリスのエレアコで弾いていましたが、
4月にモーリスのS−71を買いました。
本当はモーリスのS−101が欲しかったんですが、
手元に来るまで半年くらいかかると言われたので、
今はもう売っていない展示品のS−71にしました。
たぶん長い間楽器屋さんに飾ってあり、
コンディションもあまり良くなかったけど、
これが持っているギターのなかでは一番高価です。

ここにいる皆さんは、マーチンのギターを持っている方が
多いと思いますが、私はマーチンの音を生で一度も
聞いたことがありません(田舎なところですから)
もし自分でマーチンを弾いてみたらたぶん欲しくなるでしょうね。
でも金銭的にちょっと無理なので今はS−71で
頑張っていきたいと思います。


 
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