2007年3月13日
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「必然!」
 
(YOU/1965年生/埼玉)


年度末で残った有休消化のため、四十肩の湯治を兼ねて山形蔵王に行った。山形なのに何故かこのツアー、飛行機で羽田から山形空港へ!?初日は晴天で、道に雪もなく、もう春なんだなぁ〜なんて思っていたら翌日から積もる積もる。恐るべし、山形。

ほとんど出掛けもせず露天風呂を味わった。杉林の木漏れ日の中の露天風呂に浸かり、チラチラ舞う雪を見詰めながら思う。おや応仲間で高校の同級でもあるしげおさんと一緒にギターを再開して1周年・・・。
最初に2人で演ったのが高校の文化祭で、あの頃は何でもできると信じてた。怖いもの知らずでテクもなく情熱にまかせて歌いまくった。弾きまくった。

そして祭り囃子が遠のくように、受験、卒業と疎遠になった。それから20数年。もはやギターも弾くこともないかとフリマで手放した。しかし手放してみると分かる、ギターを弾いていた時間がいかに愛おしい時間だったかということが・・・。

もう1度、最初からはじめよう。そう思って新しいギターを手に入れた時彼からの手紙が届く。「また、2人で演らないか。」やはり、これは偶然じゃなくて必然なのだ。思うように動かなくなりつつある体、心まで錆付かせてはいけない。迷うことなく始まった第2章。

インターバルの間に、お互いのスタイル、音楽性、技量に生まれた差。しばらくはどうしようもない事実として存在し続けるだろう。でも、方向性を探りつつ、歩みつづけよう。2人の活動は今、始まったばかりなのだから。

帰りの飛行機からみた羽田の海は春の日差しにさざ波がキラキラ照り返す。その煌めきの1つ1つがこれまで出会った、そしてこれから出会う唄でありおや応をはじめとする沢山の同じ気持ちを持った人達のような気がした。満身創痍のテクニックも未熟な転がる石だけれど、気持ちは今週末の埼玉南SPへ飛んでいる。

諸先輩、ご同志の皆さん、これからもよろしくお願いします。




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