2008年11月3日
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「きっかけと愛機」
 
(ニシツヨ/1986年生/大阪)


みなさん、こんにちは。
僕はまだ22歳で多分、聴く音楽とかでも皆さんとは、ズレが多少あるんでしょね。もちろん、はじめての投稿なので、ギターを始めたきっかけと今の愛器について気の趣くままに書こうかな、と思います。

 僕がギターを本格的に弾き始めたのは大学に入ってからでした。それまでは忙しかったし、住宅環境もあって楽器を家で楽しむなんてことは出来ませんでした。でも、学生寮に入った今は夜、多少、うるさくしても、もっと迷惑なことしてる人もいるから、問題なく、アコギを楽しめるんですよね。
そもそものきっかけというのは、僕が入寮時にいた4年の先輩でした。彼はミスチルとかが好きでよく夜になるとひとりで部屋で弾いていました。気さくな人だったので、すぐに仲良くなり、いろんな話をしてるうちに、ギターの話題も出てきて、僕が前々から興味を持っていたこともあり、「弾けるようになりたい!」と思うようになったんだと思います。

 でも、楽器って高価じゃないですか。大学入りたての頃はバイトなんてしてないので、お金もないし、ギターを買えるのか、また、こんなものを買って親は怒らないか、なんて心配もしました。でも、買っちゃったから今があるんですよね。12,000円でYAMAHAのギターを中古で購入したんでした(今は、参考書購入資金の為に売却)。

 あれから、二年近くたった今では、まだ下手ですが、毎晩の練習の成果で、自己満ながらも、好きな曲は弾けるようになり、生意気なことに、ギターの音色の違いも分かるようになり、3本もギターを持ってます。
Martinなんて高くて買えないし、たとえ買ったとしても1本が限界。そんなわけで、比較的、造りもよく定評がある70年代のS.Yairiのギターを好んで使ってます。
YF-200(1977)は僕にとってすごく大切なギター。O.Y.さんからプレゼントして頂いたものでニューヨーカースタイルの可愛いギターです。小さくて軽いし、失礼ながらもすごく高価というわけでもないので、ちょっと手が空いたらすぐに弾けるため、こいつのおかげでギターに触れる時間が大幅に増えてます。テクニック向上のための相棒ですね。
YD-308(1975)は音色に惚れ込んでリサイクルショップで20万円も払って買ったもの。不足分は母親から借りました。「ありがとう!母さん!!」艶のある甘い音色で、倍音がすごい!扱いは慎重ですが、毎晩の練習で弾いてるので、随分と自分のギターとしてしっくり来るものとなりました。お店でMartinを弾かせてもらったりもしますが、このギター以上に僕の心を鷲づかみにしてくれるギターには未だ出会っていないので、多分、一生僕のパートナーでしょう。
YD-507(1980)はLowdenタイプのローズウッドのギター。すごい迫力で、深みのある低音がいかした音色です。残念ながら、今は弦が切れてて交換してないので、ここ、一ヶ月は弾かれておらず、スタンドに立ってる状態です。

 皆さんにとって、こういった学生時代のことは昔話的に思い起こすことなんでしょうが、僕はちょっと前を振り返る感じのことで、そんなにしみじみとはしません。でも、もっと年をとったら、しみじみと心に響くんでしょうね。

 大阪の、そして全国のメンバーの皆さん、今後とも宜しくお願いします。




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