2011年11月6日
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「25年目の同窓会」
 
(わはは/1963年生/千葉)


ちょっと音楽からは離れるが、だんだんそんな齢になってきたんだなと思い書かせていただきました。

学生時代の友人の一人から「同窓会が開催される」という案内が届いた。卒業してから四半世紀になるが、初めてのことであった。
参加者の一覧表が送られてきたので目を通してみると数人を除いては卒業後初めて顔を合わせる人ばかりであったので「同じ時間を過ごした仲間といっても果たしてわかるかな」という思いを持ちながら同窓会の会場に向かった。

開始時刻を少し回った頃に会場に着くと受付には昔と変わらない面影の幹事が座って待っていた。『よっ、久しぶり』とお互いに声をかけ、会場内に入ると幹事と同じように昔と変わらない面々がいた。
勿論相当の年月が経っており、容貌にもそれなりの変化があるわけだが、『いやー、変わってないねえ』という言葉があちこちで交わされていた。

お互いの近況や学生時代の馬鹿話で盛り上がっていたが、改めて卒業生の一覧表に目を落とすといじられキャラだったけど人懐っこい笑顔が印象的だった奴の欄に『故人』という文字が記入されていた。
幹事に聞いてみると「同窓会を開催するので就職先をたどって消息を聞いたら去年亡くなっていた」とのこと。
体調の管理には十分気をつけないといけない年代に来てしまったのかと思いつつも大いに飲み、そしてあの頃と同じように駅のホームで『それじゃ、また』と別れて家路に着いた。

さて、次回はいつ開催されるかわからないが、また同じように馬鹿な話ができることを切に願う今日この頃である。
 
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