2011年11月10日
<エッセイ一覧へ>

「白い冬」
 
(kudochew-工藤忠幸/1950年生/北海道)


札幌で、もう40年近く音楽活動を続けていて、3年前から全国ツアーを再開しているのですが、なにしろその前のツアーは14年前以前でしたので、最初は手探りの感がありました。
14年も経っていれば「昔は、そんな名前の店もあったね・・・」という現実がそこにあるわけで、ある意味、新しくツアーのために歌えるお店を探すことから始まりました。
自分から、お店にコンタクトを取る事の勇気の入りようと言ったら、メールでの連絡なのに文章を書きながら胸がドキドキしたものです。
また、電話ではガッカリするようなことを、言われたこともあります。

2009年は30本、2010年は還暦を迎えたので60本、2011年は年末までに40本を計画していますが、今年の9月までのツアーには、MARTIN
000-28(1947年製)を持って旅してました。
飛行場で預けるときに「無事でいてくれよ」とギターケースに気合を入れていたので、今のところトラブルには会っておりませんが、東京で9月21日の台風に出会ってからは、もうこのギターはツアーに持って行けないと思いました(雨で濡れてしまったからです)。

私には、「ふきのとう」が歌った「白い冬」という財産があるのですが、その「白い冬」について、哲学者の木田元さんがエッセーに書いてくれているのを今年知りました。
1928年生まれの大先輩である木田さんが、病気で「もう死ぬかもしれないなぁ・・」という時に思い出したのが「白い冬」の事だったということに、驚かされたと同時に感激も覚えました。

私は札幌のススキノで「BOSTON CLUB」というLIVEも出来るMusic Barを1983年から営業しております。
ギターも置いてありますので、いつでも演奏しに来ていただいても構いませんし、カラオケもありますので、そちらで盛り上がりたい場合も対応できます。
私がツアーでいない時は、美しい妻が(^_-)-☆お相手しますので、よろしくお願いいたします。

また、みなさんのお近くに行ったときには、LIVE会場に来ていただいて声をかけていただけたら励ましにもなります。



エッセイ一覧へ→
トップページに戻る→