ハンドルネームを畏れ多くもアコースティックギターの2大巨頭バート・ヤンシュとジョン・レンボーンのミックスとしてしまった7年前‥。
たった7年で激変したこと(沢山ありますが)の中で、驚くのはYouTubeです。昔は観ることができなかった数々の音楽映像が、なんと!惜しげもなく・無料で簡単に観ることができてしまう。この2人の巨人の若き日のプレー(ペンタングルやソロ)から最近の円熟プレー、更には自分の10代〜20代に傾倒したS&G、ドノバン、ジェームス・テイラー、ニール・ヤング、CSN&Y、ロギンス&メッシーナ、ポコ、イーグルス、ドゥービーB‥、もちろん日本人も含めて、好きだったミュージシャンの当時の映像をふんだんに観ることができます。
7年前のリレーエッセイでは、S&Gとアンディ・ウイリアムスのスカボロー・フェアの映像を何とか観たいものだと書いたのですが、NHKからDVDが出る前にYouTubeで観ることができ、自分の記憶との違い(PサイモンはMartinD-18を弾いていたと思っていたら、Guildの特注F-30Aragonだった等)も分かりました。
それにしてもYouTubeを観て圧倒されるのは、40年以上も前のS&Gやジェームス・テイラー、ニール・ヤングのギター1本でのパフォーマンスの素晴らしさです。やはりワールドクラスは違う!と。とても追いつけるものではないなあ‥と。
でも、山下さんがいつかオヤ応のメルマガで言っておられましたが、レパートリーの数だけ増やすよりも、クオリティの高い、少ないレパートリーで勝負(楽しむ)というのもいいのではないかということで、手の届く範囲でやっていこうと思っています。
7年前は、’49 Martin000-28を手に入れたばかりでとても幸せでしたが、今は自分と同い年の’55 MartinD-28が加わり、もうこれ以上増えても弾き込んでやれないので、この2本と生涯を共にしようと決めました。ここ5年ほどは、この2本で年間3〜4回ライブイベントに参加しています。
最近齢のせいか、大好きなギター2本をとっかえひっかえしながら練習していると本当に幸せだと感じ、こんな時間を持てることについて、自分を取り巻く全てに感謝したいという気持ちが湧いてきます。
20曲ほどのレパートリーに磨きをかけながら、好きな曲を少しずつ練習していこうと思います。 |