2012年3月9日
<エッセイ一覧へ>

「アコギとオヤ応との出会い」
 
(61〜の手習い/1948年生/千葉)


先週の、3月2日、何時もの様に会社から帰宅してPC電源をON。
メールを確認していたら其処にオヤ応の事務局長、山下さんからのメールが送信されていた。
早速開いて見ると、なっ!・・・なんとリレーエッセイの要請であった。
エーーー!!まだ入会してまる2ヶ月でしか経っていのに。
如何して私なのか?!?!?!
果てさてこれは困った。
今まで日記を書いた事もない、文才がなく文章を書くのは苦手な私である。
如何しよう何を書けば良いやら。
暫定締め切り日は3月15日頃を目処と書いてある。
思い悩むこと数日、・・・・・・・・・・・・・・!?!?!? (パニック症候群)

とりあえず、私がギターを始めたきっかけを思いつくまま書こうと思いました。
私が、定年を迎えたのが三年前です。
そのまま再雇用でまだ勤めています。
再雇用で一年数ヶ月が過ぎた時、通勤電車の帰り道にこのまま会社を退職したら何をしようかとふと頭の中を不安が横切りました。
そんなことを考えていると、中学・高校生の時フォークソングやエレキギターが流行りギターをやって見たいなと思ったことを思い出しました。
当時、吉田拓郎、かぐや姫、中島みゆき等の曲が好きで良く聞いていましたので、そうだ、アコスティックギターを始めよう、左右の手を使い楽譜を読み大きな声を出して歌うのはボケ防止に良いのではないか。

当然音楽理論など知る由も無いし音楽なんて小学校と中学校で学んだ事しかない。
コード進行も然りである。
全くの超が付くド素人である。
ギターを買ってジャカジャカ引いていると、ウルサイの妻の一言。
思うように行かない。
我が人生そのものである。
ならばギターをかき鳴らすのは一先ずやめて、理論から勉強しようと決意、音楽理論の本やコードの本を買って独学する事2ヶ月間、理論とコードの事も多少分かり始める。
始めてから2年経ちはしたが、上手くリズムに乗れない、ギターを抱え好きな曲の練習をするが、よく分からない点が生じ限界を感じ始める。
その間WEBにて「戦うオヤジの応援団」なる団体を知りました。
「戦うオヤジの応援団」に入会は、2011年5月オヤ応主催の石川鷹彦さんライブコンサートに参加した時、事務局長の山下さんをお見かけしてその人柄に大変好感を抱けた事が最大なる動機でも有り、また上手にギターを弾きたい、ましてや今までの自分(対人関係苦手、出不精、etc)を少し変えて見ようと無謀にも入会を決意して今年1月4日に会員になりました。

10日後初めて首都圏SP柏の1月定例練習会に参加。
続けて2月定例練習会にも参加しました。
1月の練習会に初めて参加した時はビックリ仰天。
いきなりステージ上で演奏をする事に、なんとステージ慣れする練習会だったのです。
エッエッえーーー!話が違うじゃん(自分の思い込み)。
心臓が飛び出しそう、ドキドキ、否、ドックン、ドックン!!今にも昇天しそう。
なにしろ、63年生きて来て人前で歌ったたり(カラオケにも行った事が無いこの私)ましてや61歳から始めたギター弾き語りを初参加で披露するなんて思っても居ませんでした。
ステージに上がり頭の中は真っ白、譜面を見ているが何処を追っているのか分からない始末、緊張のあまりミスだらけ。
一般的に練習会とはあるテーマ曲を皆で奏で、アドバイスやいろいろな技術等を教えて頂けるものだと自分勝手に思い込み入会したものですから。
全く姑息な思い込みをしていました。
甘かったですねー。
でも、演奏が終わりステージから降りその緊張から解放された時の何とも言えぬ開放感とミスをしたにも拘らず達成感と安堵感が大変良かったです。
ミスした事など恥ずかしいとか落ち込むとかを全く感じさせない雰囲気、得も言われぬ満足感が多いにあった様な。
下手な演奏も皆さんの暖かい目で見守って頂き、皆さんが心の中で「頑張れ頑張れ」と応援をして下さっていたの感じました。
とても楽しい所です。
2回定例練習会に参加してみて、これならばずーと続けて行けそうです。
またオヤ応が何時までも継続し活動をしていて欲しく、多少なりともお役に立てればと思い、正会員になりました。

何事も勇気を出して一歩踏み出せば、全く縁の無かった未知の世界で素晴らしい人達と出会えるものだとつくづく感じた事でした。

オヤ応の諸先輩方の足元に及ぶ位まで、いやいやもう少しレベルを上げて膝元位まで出来るようギター弾き語り、インスト等練習に励みたいと思います。

何時かは全国SP行脚をし、皆さんとセッションをし合えると良いですねー。
セッション出来る可能性は疑問ですけど(笑)、これからも色々な出会いをしたいものです。
夢みたいな馬鹿な事を考えている空想癖のあるオヤジの独り言でした。
これからも宜しくお願いします。




エッセイ一覧へ→
トップページに戻る→