2013年11月25日
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「振り返えってみると…」
 
(とっしー/1961年生/栃木)


前回原稿の依頼があったのは、7年くらい前でしょうか?
書いてはみたものの、読み返すとその自虐的な内容に提出するのをためらい、そのままばっくれてしまいました。
いい大人としてあるまじき行為です。今回はちゃんと提出することを目標とします。はい。
思えばあの時は入団間もない頃で、SP三多摩デビューであがりまくってコケたトラウマから、「自分も人前でまともに演奏できるようになりたい。上手くなりたい。」という思いばかりが先立ち、「場数を踏むしかない!」と関東圏内のSPを毎週のように渡り歩いたり、(ややストイックに)練習に時間を費やしたりしていました。
数を重ねればそれなりに成果はあったものの、ひきかえに家族との時間など犠牲にした部分もあったように思います。
その後、一般の方々の前でも演奏したり、オヤ応以外のライブから出演のお声掛けをいただいたり、無謀にもギャラをいただくような企画ライブを行ったり、貴重な体験もさせていただきました。
オヤ応内外のライブ活動を通して、またSP三多摩の世話役を務めさせていただく中で、多くの音楽仲間と出会い、刺激を受け、一緒に音を重ねたりするうちに、ただただテクニック向上というのではなく、大分自然体で音楽活動+αを楽しめるようになったように思います。
昨年(2012年)からは、ささやかながらオリジナル曲にもチャレンジするようになりました。
今秋、仕事の都合で宇都宮に単身赴任して来ましたが、自炊(初めて!)と決めて来たので引っ越した頃はギターそっちのけでフライパンや圧力鍋と格闘する日々でした。
でも宇都宮、かなり気に入っています! 
週末は1週間分の掃除洗濯をさっさと済ませ、地元FMを聴きながら自転車で気ままに市内観光します。自転車にやさしいこの街では毎週のように地域活性化のイベントが行われています。
11月恒例の「MIYA JAZZ IN 2013」では複数の会場で並行してJAZZを中心としたライブが行われ、大小様々なライブにどっぷり浸かりました。(当然、餃子を食べながら)
「やっぱ、LIVEはいいなぁ。音楽活動再開しようかなぁ。」と刺激を受けた一日でした。
年末までは仕事も繁忙期であまり身動き取れませんが、年が明けたら地元のフォーク居酒屋にでも顔を出してみようと思います。
新しい土地であせらず気負わずマイペースで音楽活動を楽しめたらいいなぁ、と思う今日この頃なのです。
オヤ応とはこれからも長いお付き合いになりそうです。

  



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