2014年4月6日
<エッセイ一覧へ>

「そろそろ、売りかな??」
 
(Blus/1954年生/埼玉)


楽器を弾くようになってそろそろ40年超、還暦を迎えようとしているオヤジと成り果てました。この間、買っては売り、買っては売りした楽器が何本あったかわかりませんが、エレキやガットも含めると、未だに相当数が手元に残ってる。もとより、気に入ったものが手元に残ってるわけで、とっかえひっかえしてライブなどで使用してはいるものの、何と言っても、一回に弾ける楽器は1本に過ぎず、こんなに多くの楽器はいらないと日頃より認識はしているわけですが・・・。

今年は、昼の仕事も引退するし、あべのミックス効果とやらで10年以上も眠っていた本邦景気も少し上向きかな??といった外的要因も考慮して、少しずつ在庫を売るかなという気持ちも出てきた今日この頃ではあります。

売ったら売ったで、売却損失確定というわけですが、幸い、手元に残ってるのは、所謂ビンテージ(オールドというのか?)ばかりなので、購入価格の満額に近い金銭を回収可能であり、いままで手元にあって演奏を楽しんだことも考慮すれば、下手な投資よりよっぽど利回りというか満足度も高いわけですが、こんな発想は、愛好家諸氏からは顰蹙を買うところかな。

ともあれ、何から売るかと考えはじめると、気に入ったものが残ってるわけですから、とても決定が難しい。ライブで使いやすい、どちらかというと鳴り過ぎないものを残してとも考えるが、どれも結構よく鳴る。エレキは近年物をちょっとモデファイして、ビンテージ・ライクなものを手配済みだから、本物は売っても、まあいいけど、アコギはまだないというのも弱みですな。

更に言えば、使わない楽器は、早くマーケットに戻して、別の演奏家に使っていただくというのが正しい姿勢であろうから、いっそのこと、手持ちは全部売るか?

と言ったような訳で、まことに悩ましい今日この頃ではあります。

  (前回のエッセイへ⇒




エッセイ一覧へ→
トップページに戻る→