2016年3月27日
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「音楽活動の道」
 
(金長狸/1955年生/徳島)


私は、地域の活性化を目的にボランティアのライブを10年行っています。
始めるきっかけは、ギター仲間が公園でライブをしようということになり、
軽い気持ちで始めました。

いい会場も見つかり、PA機材も音楽仲間からお借りして始めることができました。
続けるために、PA機材も少しずつそろえることにました。
10年たった今では、中古機材ですが一通りそろえることができました。
金額的には中古のMartin D45が買えるぐらいは投資しました。
D45を買っていれば自己満足で終わりますが、PA機材をそろえることで
沢山のミュージシャンやオーディエンスの笑顔を見ることができたので満足しています。
続けるうちに同じ地域でたくさんの音楽愛好家がいることが分かりました。
ライブを通じて新しい交流が生まれ沢山の仲間ができました。

ライブで演奏するために必死に練習をし、ライブで沢山のことを学びました。
PAのミキシングも毎回失敗ばかりで、独学で勉強をしてスキルアップしました。
機材もミュージシャンとオーディエンスに少しでもいい音を提供したいとバージョンアップしてきました。

出演者もはじめは仲間同士でやっていましたが、広く募集することにして事前選考もしていません。音楽ジャンルもフリーで募集しています。

10年たって解ったことは、良いライブとは、プロのミュージシャンや、良い会場や良い機材がそろっているだけではありません。
アマチュアで熱意のあるミュージシャンが感動を与えることもできるのです。

プロのミュージシャンも始めたころはアマチュアミュージシャンと同じです。
ライブの経験を重ねるごとにライブパフォーマンスをアップしていったのです。

アマチュアミュージシャンにライブを手軽に体験できるようこれからも続けていければと思います。これが私の音楽活動の道なのかな。




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