2018年11月28日
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「朝湯です」
 
(朝湯好蔵/1959年生/埼玉)


初めまして。ギターのソロパートやオブリガードパートが得意なメンバーさんと、交流を持たせていただきたい!また、機会があれば一緒に音楽作品を作ったり、ライブなどにも参加してみたい!との思いを抱き、応援団への登録をさせていただきました、埼玉県越谷市在住の朝湯と申します。新参者・若輩者ではございますが、何卒、よろしくお願い申し上げます。

さて、最初に私が音楽に興味を持ち始めたきっかけですが、それは、小学生時代に父が聴いていた洋楽の影響ではないかと思っています。休日には、朝から映画のサントラ版などが流れておりました。

また、初めて購入したギターは、安物の白いガットギター。たぶん、当時放送されていたTVジョッキーの影響だと思うのですが、その頃は、ガットギターとフォークギターの区別も付かず、とにかく白い色なら何でも良かった・・と記憶しております。

そして、初めてギターで弾いた曲は吉田拓郎さんの曲、また、スリーコードで弾くことのできる簡単な歌謡曲だったと思うのですが、皆が皆、同じ曲を弾いて歌うものですから、その十把一絡げの状況がなんだか嫌で、当時の私は、クリーム・ツェッペリン・ディープパープルといった、ロック系のサウンドに傾倒していきました。

しかしながら、白いガットギターで「スモークオンザウォーター」を弾く姿は、間違いなく『突っ込みどころ満載状態』だったわけで、仕方なく、小遣いとお年玉を貯め、グレコのレスポールモデルを購入し、その後は、学業そっちのけで文化祭に命をかける青春を過ごしておりました。

そんなこんなで、高校生活最後の年、市内に小さなライブハウスがオープンし、お店の前で「出演者募集中(オーディションあり)」の張り紙を発見。早速、申し込みのためにお店に入り、オーナーさんと面談をさせていただいたところ、「俺、ロック系の音楽好きじゃないから」と、オーディション以前の要因にて撃沈。

その翌日、アルバイトで貯めたお金を全部引き出した私は、YAMAHA L-6(当時、定価60,000円)を、楽器屋の聖地「お茶の水」で購入。

さらに、L-6購入の翌日より、ガロさん・アリスさん・松山千春さんなどの曲を練習し始め、翌月、ロック野郎からフォーク野郎にイメチェンした上で(髪型や服装も全部変えました)、改めてオーディションにチャレンジし、週1で歌を歌わせていただけることにはなったのですが、結局、大学受験に失敗するという「笑えないオチ」までセットになってしまったことが、その後の私の人生を決定づける第一のポイントになった様に思います。

その後、アルバイトをしながら東京の駒沢にあったフォーク村の村民となり、公民館の小ホールなどでコンサートをやったり、事務局の代表の紹介で、ルイードさん、ロフトさん、ヘッドパワーさんなどにも出演をせていただいたのですが、それで生活などできるわけでもなく、結婚と同時に音楽活動を諦めてしまいました。

そして、音楽と全く関わりの無い悶々とした日々を数年間過ごしたある日、パソコン(当時はMSXやPC88・PC98の時代)とシンセサイザーを使った新しい音楽作りの手法(今で言うところのDTM)を目の当たりにし、大きな衝撃を受けたと同時に、秋葉原で衝動買いに近い形で、それらのセットを(当時は男の60回!というローンがありました)購入してしまったことが、その後の私の人生を方向付ける第二のポイントとなりました。

そして、紆余曲折は多々ございましたが、昔の音楽仲間の協力や、仕事先のクライアント様からのご紹介などもあり、少しずつではありますが、コマーシャルソングやゲームミュージック、カラオケデータなどの制作が仕事になり始め、なんとか現在まで自分の会社を存続できていることは、人生を決定づける2つの大きなポイントがあったからだと、六十路手前のこの歳になり、そう思えるようになってきた次第です。
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そんな節目の歳を間近に控え、再び、自分の曲を自分自身でも歌ってみたいと思いはじめ、原点であるアコースティックギターを、もう一度弾いてみたいと思うようになりました。
 
 

そんなこんなで、現在所有しているアコギは、バックパッカーや普段弾きギターも含め、7本ありますが、主にカスタムギターの Voyager VJ50(写真)・GUILD D-50・Ovation Elite1718 の3本を用途によって使い分けております。

ただ、ギターの演奏はホントに下手くそなため、ソロやオブリ系のフレーズが得意な会員さんがいらっしゃれば、是非、一緒に合わせていただきたく、この会に参加をさせていただきました。

こんな私ではございますが、何卒、よろしくお願い申し上げます。 



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