2019年4月7日
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どこでも「普通」ではない「急行」のミュージシャン
 
(ヒラノエクスプレス/1957年生/東京)


皆様、はじめまして。このほど登録させていただきました、ヒラノエクスプレスと申します。

先ごろ、2月の連休中に沖縄で飛び入り出演した際にこの会について知りましたことで、こちらに今回登録した次第であります。

私はこれまで47都道府県での演奏を目的にこれまでも各地のライブハウスで演奏させていただき、一覧表にも多くの演奏した場所がございます。

で、主にやっている内容と言えば、ギターを弾くこともありますがほとんどはピアノ弾き語りであります。演奏する曲もフォークや歌謡曲もやりますが実は童謡がメインです。童謡の他に、民謡、団体歌(旧制高校の寮歌、校歌、都道府県市町村の自治体の歌など)とで三本柱としております。なんで童謡をと思われるかもしれませんが、早い話がかつてのクレージーキャッツやドリフターズなどは時たま童謡を演奏してギャグにしたりしていまいた。もともと私の場合は冗談音楽を礎とするもので、昔は童謡をやるとギャグだったけれど、今はそうは言えません。童謡を知らない子供たちどころかその親も知らなくなってきています。これはゆゆしきことです。こんな状況だから世の中、虐待やいじめなどの悲しい事件が後を絶たない、童謡こそは一番の癒しになるジャンルと思っています。かつてのグループサウンズやフォークの世代の方々であれば童謡を知って音楽を作ってきたはずですから、昨今のJPOPを聞いていると、童謡を知らない世代が作っている音楽だなというのをなんとなく感じたりします。まあ、そうしたことでライブに童謡を持ち込んでいる次第で異色の存在かもしれませんが、本来なら若い方々や子供たちに聞かせて知らせたいのですが、これは決して子供たちに限定しないどの世代にも共通しているジャンルだからと考えております。

反対に、童謡をやっている人たちの演奏会にも参加しております。これもお年寄りばかりなんですけどね。そこでもピアノ弾き語りで童謡を演奏するのは自分だけのようで、まあどこに行っても「普通」ではない、だからエクスプレス=急行、「変」なミュージシャン…でも、音楽には変と嬰は必要不可欠ですよね、おわかりかな?

話が後になりましたが、ヒラノエクスプレスの由来は勿論、本名が平野で北海道に走っていたリゾート列車「フラノエクスプレス」(富良野市を行先としていた特急)をもじった元々は鉄道ファンの集まりで名乗りだしたもので、ああ、要するにテツだから、そのとおりで勿論47都道府県のライブハウスにはクルマでなく、公共交通機関で訪れているのが信条であります。まあ、ギターやアンプなど荷物を抱えている人たちはクルマで止むを得ないかもしれませんが、私は基本電車で移動することが地域貢献であり、エコ協力になるものと考えています。日本の鉄道には全線各駅停車で乗車済みですが、また新線ができると乗りに行かねばならないから、忙しいです(笑)。

ちなみに特定のファンはおりません。それを作ると偏ると思うからで、演歌でもアイドルでもなんでもありのミュージシャンと思っていただければ幸いです。一番好きな音楽はクラシックです。ますますもって異色でしょうが(笑)。

いろいろかきとどめましたが、こういう人物であると理解していただければ幸いです。宜しくお願い致します。え?どこにいるのかって、どこにいるんでしょうね、一応東京と大阪の両方を故郷としていますが、昨今は出張で地方の長期勤務のため現場にあちこち行っているもので。

http://hiraq.la.coocan.jp/





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