2020年10月7日
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「ブルースとの出会い」
 
(八神 仁/1987年生/高知)


 今も売れないミュージシャンを続けている私ですが、東京で最初は歌ってました。そこは弾き語りの殿堂と言われる場所で、毎日のように売れないミュージシャンが歌っていました。

 そこで出会った人の中ですごいなと思ったのは3人いました。京都の詩人、野村尚志。高田渡の友達、山本シン。高田渡の後継者、梅田慈将です。

 どれもフォークなのですが、山本シンさんは別格で、スライドバーを使ったブルースをたまに演奏していました。それに魅せられた私は、すぐさま楽器屋でスライドバーを買い、練習していました。

 物になるまで7年もかかりました。今も売れないミュージシャンですが、親父応援団さんという和やかな場所で歌うことも、音楽活動を続ける上でのヒントを私に提示してくれます。これからも、よろしくおねがいいたします。




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