2011年6月4日
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「アメリカン・モダンフォークの語り部として」
 
(ジョニー中川/1961年生/東京)


アメリカン・モダンフォーク(カバー)専門のアマチュアシンガーとして、2009年より本格的にライブ活動を始めました。アコギ一本抱えてソロで都内・横浜・湘南エリアをパトロールしています。

カバー専門でオリジナル曲がないため、自主CDを制作するとかライブハウス貸切のワンマンライブをするといったそれなりの投資をともなう大それた野望について頭を痛めることもなく、自分の好きな音楽を受け容れてくれる聴衆の前で歌うことだけで十分満足できるはずでした。

が、実際に2年近くライブ活動をしていて感じるのは、アマチュア音楽界におけるアメリカン・モダンフォークのシェア(人気度?)が結構低いということです。似たような洋楽でもカントリーとかブルーグラスというジャンルの方が、ずっと安定して流行っているように感じます。

あちこちのライブハウスやフォーク酒場に足を運んでみましたが、躊躇いも遠慮も気遣いもなく、自分の好きなモダンフォークをまったりと歌える場所は極めて限られています。(具体的には都内曙橋のライブハウスBがベストです。) 

ポール・サイモン、キャロル・キング、ジョン・デンバー、ジェームズ・テーラー、ダン・フォーゲルバーグなどの手による往年の名曲を、今の若い世代の人たちにも味わって、そして私の亡き後さらに次世代に伝承していってほしく、これからも地道に活動していくつもりです。

もし私と同じような境遇の洋楽フォーク系ミュージシャンの方がいらっしゃいましたら、ライブハウスやフォーク酒場で「アメリカン・モダンフォーク・デー」のようなフリー・イベントを定期的に開催することを一緒に企画してみませんか。





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