2016年1月19日
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「子供たちもギターが大好き!」
 
(Katie/1969年生/シドニー)


みなさん、初めまして。シドニー在住のKatieと申します。オヤジではありませんが、昨年末、同じくシドニー在住の友人に誘われ、応援団に入団させていただきました。よろしくお願いいたします。

私とギターとの出会いは2011年5月でした。私はローカルの保育園で保育士をしているのですが、シドニーの園には日本と違ってピアノやオルガンが置いてあるクラスルームが少ないんです。もちろん、楽器を弾ける先生や、歌を音程通りに歌える先生もとても少ない。私自身はもともとピアノを弾くので、クラスルームにキーボードを持ち込んで子供たちに弾いていました。子供は生の楽器の音が大好きです。私も、ピアノだけではなく持ち運びが簡単なギターを弾けるようになりたいと思い、日本人の先生が教えるギター教室に通いました。

レッスンでは自分の好きな洋楽ポップスやビートルズ、定番の禁じられた遊びなど、いろいろな曲を弾きながらギターの基礎を学びました。左手の指先がどんどん固くなり、「ギタリストの指だ~!」と妙に嬉しかったのを覚えています。これまではギターに全く興味がなかったのですが、プロ、アマ問わずギターを弾いている人を見つけると、指の動きを食い入るように見てしまう自分がいます。また、開放弦EADGBEをボロローンとするだけで、ウットリしてしまうほどギターの音色に魅せられてしまいました。
1年半ほどレッスンに通い、簡単な曲なら自分でコードを拾って弾けるようになりました。現在は子供たちを相手にナーセリーライム(童謡)の弾き語りをしたり、クリスマス発表会などで、子供たちやスタッフのステージ発表のときにギター伴奏を担当しています。
子供たちは私のギターが大好き!ギターを弾きながら「おいで、一緒に歌おう♪」などど歌うと、みんな一斉に駆け寄ってきて、私の周りに座ります。父兄から「この間、小さなギターを買ったのよ。この子が弾きたがって」という話を聞くと、嬉しくなります。

ちなみに使っているギターはクラシックギター。ナイロン弦なので指に優しくとても弾きやすいです。ワインレッドのように美しい赤色をしているので、「ピノ・ノワール(愛称・ピノちゃん)」と名付けて大事にしています。




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